ゴルフのブログ ~経営コンサルタントが頭でGolf攻略 ~by神谷奏六

運動神経悪い芸人並みに運動神経ゼロ、力もなし。ゴルフ歴10年でアベレージ100超えの経営コンサルタント・神谷奏六が、その運動能力不足を、データ分析と努力でカバーしてベストスコア71・シングルを目指すブログ。現在アベレージ83。

SG(ストローク・ゲインド)を使って急にアベレージが良くなった理由を検証してみた

以前の記事で、季節が変わったことに加えてスイングや道具も色々変えてみたところ、アベレージが急に良くなった話を書きました。

 

golfblog.hatenablog.jp

 

これについて、何がよかったのかを統計的に分析すべく、SG(ストロークス・ゲインド)を使ってスコアを分析してみたいと思います。

 

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<対象データの抽出>

練習場で突然ナイスショットが連発し始め、ラウンドのアベレージも急に良くなったのが3月の下旬頃。

 

これ以降のラウンドは9回あるのですが、そのうちホームコースの美らオーチャードゴルフ倶楽部のレギュラーティーからラウンドしたのは4回ありました。

 

そこで、この4回と、それ以前の美らオーチャードゴルフ倶楽部のレギュラーティーからラウンドした4回のラウンドの比較をしてみたいと思います。

 

 

なお、スコアは直近の4回が81、95、81、90で平均86.75。

その前の4回が90、93、96、88で平均91.75なので、1ラウンド平均5打ほどアベレージを縮めているようです。

 

分析に使用するアプリは「GolfMetrics」です。

Golfmetrics

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 ストロークゲインドとは?についてはこちら。

 

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<ショット別・ストロークゲインドの比較>

以下が、平均86.75の期間の1ラウンド平均のストロークス・ゲインド(以下、SG)です。

 

ストロークゲインド

ストロークゲインド

一方、平均91.75の期間のショット別SGは以下です。

 

ストロークゲインド

ストロークゲインド

※SGのデータは全て、スクラッチプレーヤー(平均72で回る人)と比較して稼いだ(損した)打数の1ラウンド平均です。

 

 

損した打数の差は、ドライバーで0.45打、アプローチ(パー4・パー5のティーショットを除く100Y以上のショット)で3.72打、ショートゲームで1.04打改善しています。

 

一方、パッティングでは、0.05打悪くなっています。

 

 

これを見ると、スコアが良くなった要因はパッティングではないと言えそうです。

 

これについては、最近雨の影響かグリーンが重かった時期があり、ショートすることが多かったので、実感と近いと思います。

 

 

それ以外の全てのショットでSGは改善していますが、特にアプローチ(100ヤード以上)の改善が大きいと言えそうです。

 

このSGの数値、ゴルファーレベルで言うとどれくらいのレベルなのかを把握するために、このアプリではショット別ハンディというデータがみられます。

 

 

平均86.75の期間のショット別ハンディは以下です。

GolfMetrics

GolfMetrics

 

一方、平均91.75の期間のショット別ハンディは以下です。

GolfMetrics

GolfMetrics

こうしてみると、アプローチの改善が目に見えてスコアに貢献していると言えそうです。

 

 

 

<ショット別の詳細のSGの分析・アプローチ編>

平均86.75の期間のアプローチの残り距離別SGは以下です。

ストロークスゲインド

ストロークスゲインド

一方、平均91.75の期間のアプローチの残り距離別SGは以下です。

ストロークスゲインド

ストロークスゲインド

打つ回数が多い分、100〜150ヤードのショットの改善がSGの貢献が大きく、次に打つ回数が多い150〜200ヤードのショットの改善がSGの貢献が大きいようです。

 

この2つのショットは、いずれも改善したSGの打数がドライバーよりも大きいため、アイアン・UT・FWの改善がスコアの改善に大きく貢献していたと言えます。

 

これは、以前に書いた、アドレス、スイングの改善が一つの要素だと思います。

 

 

 

 

また、このコースは最近はグリーンが真冬と比べるとやや止まりやすい状態になっていることに加えて、最近はスピン系の止まりやすいボールを使っているのが良い影響をもたらしているとも感じます。

 

 

特に、これまでゴルフを始めてから色々なボールを使ってきましたが、今、初めてボールによって恩恵を受けているとはっきり感じています。

 

私が今使っているのが、ブリヂストンTOUR B XS2019年モデル。

 

これはスピン系のボールなのですが、タイトリストやスリクソンやテーラーメードなどの高品質のスピン系のボールと比べても明らかに止まると感じます。

 

 

 

 

これらを総合的に考えて、100〜200ヤードは「グリーンでボールが止まること」が非常に重要だというのが、最近の手応えとこのデータを照らし合わせて感じることです。

 

 

 

<ショット別の詳細のSGの分析・ショートゲーム編>

平均86.75の期間のショートゲームの残り距離別SGは以下です。

ストロークスゲインド

ストロークスゲインド

 

一方、平均91.75の期間のショートゲームの残り距離別SGは以下です。

ストロークスゲインド

ストロークスゲインド

改善が大きいのは20〜60ヤード、次に60〜100ヤードです。

20ヤード以内とバンカーショットはむしろ少し悪化してます。

 

20〜60ヤードは1.23打改善しているので、ドライバーよりも改善した打数が大きいと言えます。

 

なお、これもボールの止まりやすさが影響していると思います。

 

 

20ヤード以内はどんな打ち方・クラブ・グリーン・ボールでもビタビタ止まることはなく、60ヤード以上はどんな打ち方・クラブ・グリーン・ボールでもそこそこ止まると思います。

 

しかし、20〜60ヤードは、打ち方・クラブ・グリーン・ボールの状態によって、止まりやすさがかなり変わってくると思います。

 

 

最近は止まるクラブで止まる打ち方を練習していますが、それに加えて止まるグリーンと止まるボールの影響がここに出てきていると思います。

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<その他の一般的な指標の比較>

以下が、平均86.75の期間のその他の指標の比較です。

GolfMetrics

GolfMetrics

GolfMetrics

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一方、以下は平均91.75の期間のその他の指標の比較です。

 

GolfMetrics

GolfMetrics

GolfMetrics

GolfMetrics

 

パー3の平均スコアはあまり変わっていませんが、パー4とパー5の平均スコアが改善しています。

 

 

パーオン数は微増、フェアウェーキープ率はむしろ悪化しています。

 

また、ドライバーの75%飛距離は改善していませんが、平均飛距離が10ヤードほど改善しています。

 

 

 

これらを総合的にみると、やはり止まる球を打てたことがよかったと言えそうです。

 

止まる球は転がしに比べてショットのミスが多く出やすいので、引き続き自習したいと思います。

 

 

 

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