ゴルフのブログ ~経営コンサルタントが頭でGolf攻略 ~by神谷奏六

運動神経悪い芸人並みに運動神経ゼロ、力もなし。ゴルフ歴10年でアベレージ100超えの経営コンサルタント・神谷奏六が、その運動能力不足を、データ分析と努力でカバーしてベストスコア71・シングルを目指すブログ。現在アベレージ83。

私が調べたウェッジの選び方 そして新ギアロブウェッジ「フォーティーン ハイウェッジD-036 HW」の魅力

私は最近までクラブ13本でプレーしていたのですが、ついに14本目のクラブの購入を決意しました。

 

 

そのクラブはロブウェッジであり、そのロブウェッジを選ぶ際に色々調べて購入したので、その話を書きたいと思います。

 

 

 

 

 

ロブウェッジを入れる前のセッティング

私はゴルフを始めた時に、12本入りの初心者セットを買ってゴルフデビューしました。

 

たぶん当時のセッティングは

 

1W

3W

5W

5I

6I

7I

8I

9I

PW

AW

SW

PT

 

の12本だったと思います。

 

パターのみPING、それ以外はテーラーメードの初心者セットでした。

 

 

その後、上記の私の12本セットの中では5Wと5Iの間を埋めるクラブがないことに気づき、アウトレットモールへ出向いて、ヘッドに傷がついた本当の意味でのアウトレット商品であるテーラーメードの安い4番UTを入れました。

 

これで私のセッティングは13本となりました。

 

しかし、ゴルフルールでは1回のラウンドで14本を入れることができます。

 

つまり、もう1本クラブを入れることができるのですが、残りの1本をどんなクラブにするか決めあぐねていました。

 

流行りの恐怖の7番ウッドとか、お助けユーティリティーを2本差しするか、距離がない分グリーン周りが難しいホームコースに対応すべくウェッジのバリエーションを増やすか、あるいは実験的にドライバーやパターを2種類入れて状況に応じて使い分けるか・・・どれも決定打に欠けている状況でした。

 

 

 

なぜロブウェッジが必要なのか

 

そんな中、最近、ホームコースの美らオーチャードでラウンドした際に、ウェッジのショットのレパートリー不足に気づく機会がありました。

 

沖縄のゴルフ場は冬になると、凍っているわけでもないのに地面の土がカチカチに固くなります。

 

そんな時、例えば砲台グリーンのホールで、狙い通りに花道に運び、ピンが近くて奥に向かって順目だから、そこからサンドウェッジでフワッと上げてピンそばに落としたいような状況があるとします。

 

ここでサンドウェッジでロブショットを打とうとすると、インパクト寸前でサンドウェッジのバンスがカチカチの地面に跳ね返され、トップして当たって、グリーン奥にすっ飛んで行ったりするようなことがよく起こります。

 

普通のサンドウェッジは10度以上のバンス角がある(=クラブの底が10度以上膨らんでいて、打った際に地面から上に跳ね上がる動きをするようになっている)ため、地面が固いフェアウェーでサンドウェッジを使うと、ボールに当たる前にリーディングエッジが跳ね上がりすぎてトップするリスクが増えるのです。

 

 

また、沖縄のゴルフ場はかなりメンテナンスが行き届いていると言われているコースでも、台風や強風の後ではバンカーの砂が風で飛んで行ってしまうため、台風後・強風後のラウンドでは、バンカーがカチカチになっていることがあります。

 

こんな日は、バンスのあるサンドウェッジでエクスプロージョンショットを打とうとすると、カチカチのバンカーに跳ね返されてこれもトップしてホームランということが非常に多くあります。

 

これは、強風で砂が飛んでいった時以外にも、沖縄特有のスコールでいきなり砂が水を吸って固くなったような時にもよく起こる現象です。

 

 

 

 

他にも、ホームコースの美らオーチャードゴルフ倶楽部はバンカーが大量にあるため、「ティーショットをナイスショットしたら、セカンドはウェッジでフワっとバンカーを超えて寄せるだけ」という状況がけっこうあります。

 

これらのような時に、今持っているロフト56度・バンス12度のサンドウェッジではなく、もっとロフト角が大きくて、バンスが少ないウェッジがあれば・・・と思い、冬の沖縄コンディションの美らオーチャードに対応したロブウェッジを探すようになりました。

 

 

 

その際に私が調べた、ウェッジ選びの考え方は以下です。

 

一応、私が専門家の方に聞いてまわったり、ネットで調べた限り重要だと思う順に書いてみてます。

 

 

 

 

 

 

ウェッジの選び方1:ウェッジ同士のロフトの差を整える

 

私が使っているPW、AW、SWは、以下の記事に書いたように、4スタンス理論のクラブ職人に提案してもらったオノフ・フォージドウェッジを使っています。

golfblog.hatenablog.jp

 

 

PWのロフト角は45度、AWのロフト角は50度、SWのロフト角は56度のものを使っています。

 

私が収集した情報では、ロフト角は5~8度の差をつけて揃えた方がいい、というものでした。

 

それに対して、PWとAWのロフト角の差は5度、AWとSWのロフト角の差は6度なので、私のセッティングは、適正範囲の中であるもののややロフト角の差が少なめです。

 

これは、クラブ購入当時PWのロフト角は46度のものが多かったのに対して、1度立っている45度のPWを進められたことから、AWとSWもロフトが立ったものを購入してみようと思ったためです。

 

 

 

これに対して、さらにロフト角が開いたロブウェッジを入れる場合、私のウェッジ間の間隔は5~6度なので、これに沿ったウェッジを入れようとした場合、SWの次は61度か62度のロブウェッジがあるとよりよいことになります。

 

ところが、中古ゴルフショップを巡って気づいたのは、ウェッジコーナーではほとんどが60度以下のウェッジしか置いていないという点でした。

 

「61度以上のウェッジありますか?」と聞くと、60度以下なら多くあるけど中古クラブでは61度以上はほとんどないよ、と言われることがほとんどでした。

 

 

そんな中、沖縄の中古ゴルフ用品店を巡って見つけたのが、フォーティーン・ハイウェッジD-036でした。

 

このクラブはロフト角が61度なので、私のサンドウェッジより5度も開いているので、バランス的にはほぼベストのウェッジだと判断できました。

 

このウェッジを入れると、私の4本のウェッジのロフト角の差は45度、50度、56度、61度となり、5度または6度の差で4本のウェッジが揃います。

 

これは私レベルのゴルファーで、ウェッジを充実させたい人にとっては、フォーティーン・ハイウェッジD-036はロフト角の面では合格点と言えるセッティングだと思います。

 

これが購入を決めた最大のポイントでした。

 

 

 

以下では、それ以外の私が知る限りのウェッジの選び方と、このウェッジが私に合っている理由を書きたいと思います。

 

 

 

 

 

ウェッジの選び方2:バンス角が大きいウェッジか、小さいウェッジか、をまず決める

 

「いきなり新品のロブウェッジを買うのには抵抗があるので、まずは中古でコースで試して、よさそうなら、上等な新品のウェッジを買いたい」という人は多いと思います。

 

私もそんな感じでした。

 

そこで、中古クラブの店に行くと、「60度ならありますが、61度以上は出回ってなくて、当店にも在庫がないもので・・・」と言われることが多いです。

 

そして、それと同様に「バンス角10度以上のものならあるのですが、9度以下は出回ってなくて、当店にも在庫がないもので・・・」と言われることが多かった、というのが沖縄でのロブウェッジ探しの過程での印象です。

 

 

「沖縄の固い地面に跳ね返されてトップ」「台風後の固いバンカーに跳ね返されて大ホームランOB」などを避けたいためのウェッジには、「バンス角が小さい」という要素は必須でした。

 

私が持っているオノフのサンドウェッジはバンス角12度なのですが、これだと固い地面に跳ね返される状況はしょっちゅうあります。

 

できれば「バンス角6度以下」くらいで探したいと思っていました。

 

しかし、そんなウェッジは大手の中古クラブチェーンを巡っても、ほとんど流通していませんでした。

 

そんな中「フォーティーン・ハイウェッジD-036」はバンス角わずか4度というクラブであり、これが自宅から最寄りの中古ゴルフ用品店で、在庫として置かれていたのです。

 

 

 

 

ウェッジの選び方3:他のウェッジとシャフト・グリップを合わせる

 

ウェッジは他のウェッジとバランスが変わらないように、シャフトを同じものにするとよいと言われています。

 

私が見た限りですが、よく売られているアイアンやウェッジのシャフトは、NSプロ950という比較的軽くて固くないシャフトと、ダイナミックゴールドという比較的重くて固いシャフトの2つが多いと思います。

 

私のアイアン・ウェッジのシャフトはNSプロ950なのですが、近所で見つけたフォーティーンの61度はNSプロ950だったのです。

 

 

また、グリップの太さや形状なども合わせるとよいと言われていますが、アイアンと同じ細身のグリップがついていました。

 

購入後にシャフトやグリップ(特にシャフトですね)の交換が必要となると、値段の総額も上がってしまいますが、ちょうどよいシャフトだったという点も購入の決め手となりました。

 

 

 

 

ウェッジの選び方4:グースタイプか、出っ歯タイプかを選ぶ

 

グースタイプというのは構えた時にリーディングエッジがシャフトの左側よりも右に入っている形状のことです。

 

一方、出っ歯タイプというのはリーディングエッジがシャフトの左側よりも左に出ている形状のことです。

 

私は以前、4スタンス理論のクラブ調整職人に「グースがきつすぎないタイプ(出っ歯タイプか、グースでも出っ歯でもない中間)がいい」と薦められていたので、グースのきついアイアンは買えないな、と思っていました。

 

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ところが、この近所で見つけたフォーティーンの61度は構えてみたところ、グースがきつい感じがありません。

 

あとで調べたところ、0.5mmグースが入っているため、厳密にはセミグースに入るのかもしれませんが、見てわからないくらいなので私の中では許容範囲です。

 

 

 

 

ウェッジの選び方5:スペックに見合った値段であるかを確認

 

中古のウェッジ1本で、そこそこ状態がよいものであっても、(よほどのレア物とかでない限り)2万円以下だと思います。

 

メルカリやヤフオクにはもう少し安いものも出ていますが、上述のように色々条件をつけていくと、条件に合うモノ自体がなかなか中古では流通していません。

 

後でネットで見てみて知ったのですが、私が買ったウェッジはメルカリでは出品がなく、ヤフオクでは税込2万円(即決価格)で売られていました。

 

それが近所のゴルフドゥで税込1.2万円で買えたので、私の中ではお買い得でした。

 

 

 

 

 

これらの条件を総合的に判断して、購入に至りました。

 

 

  

実際に買って、使ってみて、使い勝手はどうか 

このウェッジを購入したのが去年の12月1日。

 

最初の頃は、打ち方がわからず、苦戦しました。

 

バンスのないロブウェッジは、ダフると(サンドウェッジのように)跳ねてくれないので地面に突き刺さって大チョロになります。

 

一方でトップっぽく入ると、(止めたいからロブウェッジを使っているのにも関わらず)もちろんグリーンを大オーバーします。

 

アプローチ練習場で試行錯誤しながら色んな打ち方を試したところ、「ライがいい」という条件付ではありますが、見たこと無いくらい高く上がって、沖縄の冬の固いグリーンでも落ちて止まる球が打てるようになってきました。

 

沖縄の冬のグリーンは、私たちレベルのアマチュアでは50ヤード以内くらいだとスピンもかからなくて止まらないのですが、このウェッジはキャリー20~50ヤードで上がって止まってくれるウェッジとして活躍してくれています。

 

 

 

 

 

まとめますと、

 

・中古のロブウェッジがほしい

・61度(以上)のウェッジがほしい

・バンス角が少ない(4度ならOK)ウェッジがほしい

・グースも強すぎず、出っ歯も強すぎないウェッジがほしい

 

という方で、シャフト、グリップ、状態、値段を加味して妥当なモノが見つかったなら、フォーティーン・ハイウェッジD-036はオススメです。

 

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