ゴルフのブログ ~経営コンサルタントが頭でGolf攻略 ~by神谷奏六

運動神経悪い芸人並みに運動神経ゼロ、力もなし。ゴルフ歴10年でアベレージ100超えの経営コンサルタント・神谷奏六が、その運動能力不足を、データ分析と努力でカバーしてベストスコア71・シングルを目指すブログ。現在アベレージ83。

シングルはグリーン周りから1〜2mくらい、60y以内ショットならピン下5mくらい、100y以内ショットなら5〜10mくらいにつける

以前、SG(ストロークス・ゲインド)を使って、シングルになるために必要なパッティングレベル(特にミドルパット)バンカーショットレベルについて計算ました。

golfblog.hatenablog.jp

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今回は同様の手法で、その他のショートゲームについても目標設定してみようと思います。

 

 

分析手法はおなじみSG(ストロークス・ゲインド)

 

golfblog.hatenablog.jp

 

分析に使用するアプリは「GolfMetrics」です。

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クラッチに対するショット別SGが-0.14以内なら、ショット別ハンディシングル

 


まず、グリーン周り20yがシングルハンディ並みの腕である「20yシングル」を目指すことについて考えたいと思います。

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ゴルフ ショートゲーム グリーン周り

 

まず私の最近のいくつかのラウンドにおける、20y以内のショットの1打あたりSG(スクラッチプレーヤーに対するSG)とショット別ハンディの関係は以下となっています。

 

  • 1打あたりSG -0.34打 → ショット別ハンディ 23
  • 1打あたりSG -0.29打 → ショット別ハンディ 20
  • 1打あたりSG -0.25打 → ショット別ハンディ 17
  • 1打あたりSG -0.19打 → ショット別ハンディ 13
  • 1打あたりSG -0.14打 → ショット別ハンディ 9
  • 1打あたりSG -0.08打 → ショット別ハンディ 5
  • 1打あたりSG -0.02打 → ショット別ハンディ 1
  • 1打あたりSG +0.11打 → ショット別ハンディ +7

 

前回の記事で書いたバンカーショットのデータと比べると、やはり20y以内ショットはバンカーショットほど乱れないためか、ハンディ10前後に集約しているラウンドが多いです。

 

そのため、サンプル数は少ないのですが、上記の1打あたりSGとショット別ハンディの関係はバンカーショットと同じくらいのようです。

 

つまり、バンカーショットと同じく、ショット別ハンディをシングルにするためには1打あたりSGを-0.14以内程度に収めることが必要であるようです。

(今回の記事では、20y以外のショット別ハンディシングルの目安も検証しますが、これらも同様に「1打あたりSGを-0.14以内」を目安としたいと思います。)

 

 

20y以内からなら、1〜2mに寄せればシングル並


20y以内のショットの距離別の、1打あたりショット別SGが-0.14以内になるのは、以下の距離まで寄せたショットとなります。

 

・ピンまで5Yのショットでグリーン上ピンから3.5フィート(1.1m)に寄せる
→ショットのSG打-0.10打

 

・ピンまで10Yのショットでグリーン上ピンから5フィート(1.5m)に寄せる
→ショットのSG打-0.11打

 

・ピンまで15Yのショットでグリーン上ピンから6フィート(1.8m)に寄せる
→ショットのSG打-0.10打

 

・ピンまで20Yのショットでグリーン上ピンから7フィート(2.1m)に寄せる
→ショットのSG打-0.09打

 


ボールからグリーンエッジまでの距離によっても難易度はだいぶ異なるでしょうが、距離だけで目安を見ると上記のようになるようです。

 

グリーン周りからの寄せはピンから1〜2mに寄せることが目標となると言えます。


特に「ピンの下1〜2mに安定して付けられればよし」として狙いどころを決めたり、球のイメージ出しをしたりしながらラウンドをこなしていきたいと思います。

 

 

60y以内のショットは、ピンの下だいたい5mにつければシングル並


60y以内のショットの距離別の、1打あたりショット別SGが-0.14以内になるのは、以下の距離まで寄せたショットとなります。

 

・ピンまで30Yのショットでグリーン上ピンから10フィート(3.0m)に寄せる
→ショットのSG打-0.11打

 

・ピンまで40Yのショットでグリーン上ピンから15フィート(4.5m)に寄せる
→ショットのSG打-0.13打

 

・ピンまで50Yのショットでグリーン上ピンから20フィート(6.0m)に寄せる
→ショットのSG打-0.14打

 

・ピンまで60Yのショットでグリーン上ピンから25フィート(7.5m)に寄せる
→ショットのSG打-0.14打


これもバンカーの位置などによっても難易度はだいぶ異なるでしょうが、距離だけで目安を見ると上記のようになるようです。

 

ショットの残り距離が10y増えると、寄せるべき距離は5フィート(1.5m)ずつ増えていきます。

 

60y以内のショットの目標としては、ざっくり5m前後につけること、しかも、なるべくピンの下側5mに止めることが大体の目標となりそうです。

 

 

100y以内のショットは5〜10mにつければシングル並

 

100y以内のショットの距離別の、1打あたりショット別SGが-0.14以内になるのは、以下の距離まで寄せたショットとなります。

 

・ピンまで70Yのショットでグリーン上ピンから30フィート(9.0m)に寄せる
→ショットのSG打-0.14打

 

・ピンまで80Yのショットでグリーン上ピンから35フィート(10.5m)に寄せる
→ショットのSG打-0.14打

 

・ピンまで90Yのショットでグリーン上ピンから40フィート(12.0m)に寄せる
→ショットのSG打-0.14打

 

・ピンまで100Yのショットでグリーン上ピンから45フィート(13.5m)に寄せる
→ショットのSG打-0.14打

 


これも、ショットの残り距離が10y増えると、寄せるべき距離は5フィート(1.5m)ずつ増えていきます。


「60〜100yのショットはざっくり10m前後」が目安となります。


ただし、これを「ピンの下10m」につけようと思うと、ピン位置によってはそのスペースがない場合が出てくると思われます。

 

これらを加味すると、100y以内のショットは「ピン下10m」または「ピン上や横なら5mくらい」を目安にする必要があるかもしれません。

 

 

 

これで、100y以内のショットの大体の目安が出揃いました。

 

  • バンカーショット(ガードバンカー)は4mくらい
  • グリーン周り15yショットなら1〜2mくらい
  • 20〜60yショットならピンの下5mくらい
  • 60〜100yショットなら5〜10mくらい

 

が目安となりそうです。

 

 

全体的に、もう少し近くに寄せなくてはならないと思っていたので、この数字を見た感想としては、思ったよりハードルは低かったです。

 

距離に対するハードルはこれまでより少し余裕を持たせつつ、代わりに確実にピン下につけるなど組み立てを考えて練習ラウンドしていきたいと思います。