シングルは、ピンまで15yのバンカーショットを平均4.2m以内に寄せる SGでバンカーショットの分析
以前、SG(ストロークス・ゲインド)を使って、シングルになるために必要なパッティングレベル(特にミドルパット)について計算したことがありました。
今回は同様の手法で、最近不調で入念に練習しているバンカーショットについて、シングルになるために必要なバンカーショットレベルについて計算し、目標設定してみようと思います。
分析手法はおなじみSG(ストロークス・ゲインド)、分析に使ったアプリは今回もGolfmetricsです。
分析手法はおなじみSG(ストロークス・ゲインド)。
分析に使用するアプリは「GolfMetrics」です。
バンカーショットのショット別ハンディシングルを目指すなら、1打あたりSGは-0.14以上にする必要あり
今回はバンカーショット(フェアウェーバンカーを除く)がシングルハンディ並みの腕である「バンカーシングル」を目指すことについて考えたいと思います。
まず私の最近のいくつかのラウンドのバンカーショット(ただし100y以内に限る)のSG(1ラウンド合計)とショット別ハンディの関係は以下となっています。
(カッコ内の@は1打あたりのSGです。)
- SG -0.65打(@-0.65打) → ショット別ハンディ 45
- SG -2.71打(@-0.45打) → ショット別ハンディ 31
- SG -1.64打(@-0.41打) → ショット別ハンディ 28
- SG -1.11打(@-0.37打) → ショット別ハンディ 25
- SG -0.27打(@-0.27打) → ショット別ハンディ 19
- SG -1.34打(@-0.19打) → ショット別ハンディ 13
- SG -0.34打(@-0.17打) → ショット別ハンディ 11
- SG -0.66打(@-0.13打) → ショット別ハンディ 9
- SG -0.40打(@-0.10打) → ショット別ハンディ 7
- SG -0.21打(@-0.07打) → ショット別ハンディ 4
- SG -0.08打(@-0.04打) → ショット別ハンディ 2
- SG 0.09打(@0.04打) → ショット別ハンディ プラス3
- SG 0.54打(@0.27打) → ショット別ハンディ プラス10
- SG 0.60打(@0.30打) → ショット別ハンディ プラス10
- SG 0.55打(@0.55打) → ショット別ハンディ プラス10
このアプリでの「ショット別ハンディ」は、ショット1回あたりのSGから出しているようで、上記の1ラウンド合計のSGとは比例していません。
そして、これを見て初めて知ったのですが、ショット別ハンディのプラスは10が上限であるようです。
とにかく、シングル並のバンカーショット(ショット別ハンディ10未満)目指すのであれば、バンカーショット1打あたりのSGは-0.14以上程度に抑えることが目安のようです。
これは、以前パッティングのショット別ハンディシングルの目安を出した記事よりもシンプルに出せそうです。
シングルは、ピンまで15yのバンカーショットを平均4.2m以内に寄せる
以下に、バンカーショットの距離別の、1打あたりショット別SGが-0.14以上になるのは、以下の距離まで寄せたバンカーショットとなります。
(いずれもグリーンに乗せた場合の距離となります。)
・ピンまで5Yのバンカーショットでピンから7フィート(2.1m)に寄せる
→バンカーショットのSG打-0.13打
・ピンまで10Yのバンカーショットでピンから11フィート(3.3m)に寄せる
→バンカーショットのSG打-0.14打
・ピンまで15Yのバンカーショットでピンから14フィート(4.2m)に寄せる
→バンカーショットのSG打-0.13打
・ピンまで20Yのバンカーショットでピンから18フィート(5.4m)に寄せる
→バンカーショットのSG打-0.14打
・ピンまで25Yのバンカーショットでピンから22フィート(6.6m)に寄せる
→バンカーショットのSG打-0.14打
・ピンまで25Yのバンカーショットでピンから25フィート(7.5m)に寄せる
→バンカーショットのSG打-0.14打
だいたい、バンカーからグリーンに1発でオンして、かつバンカーからピンまでの距離の3分の1くらいの距離くらいを残せばバンカーショットシングルと言えそうです。
上記の中では15yくらい残るバンカーショットが多いと思いますが、その場合、ピンから4mちょっとのところにつければシングル並、と言えるようです。
私の印象では比較的ハードルが低いなと思いました。
私はこれまで15yくらいのバンカーショットであれば、1mくらいに寄せないとシングルレベルとは言えないくらいに何となく考えていましたが、もっとアバウトで良いようです。
「4m以内に寄せればいい」と思えれば、自分にあまりプレッシャーをかけずに済みますし、バンカーショットの際に難しい落とし所を狙う必要もなくなってきます。
先日ちょっとアプローチ練習で試してみましたが、アゴが遠いバンカーショットなどは、無理してサンドウェッジで強振するよりも、スプーンで転がし出す方が確実に出せますし、4m以内に寄れば良いのなら、成功率は高いです。
上記を「成功」の基準として、今後アプローチ練習場でバンカーショットの精度を確認したり、ラウンドでのバンカーショットの狙い方を変えたりしてみたいと思います。