ゴルフのブログ ~経営コンサルタントが頭でGolf攻略 ~by神谷奏六

運動神経悪い芸人並みに運動神経ゼロ、力もなし。ゴルフ歴10年でアベレージ100超えの経営コンサルタント・神谷奏六が、その運動能力不足を、データ分析と努力でカバーしてベストスコア71・シングルを目指すブログ。現在アベレージ83。

平均スコア90のプレーヤーは1メートルのパットを6回中5回弱カップインする ゴルフデータ革命を活用したプレー分析と対策

パットで稼いだ打数(SGP)、100ヤード以内を何打であがったか、100ヤード以内に入った時の残り距離(100ヤード以内を何打であがったかを計測しはじめた距離)、何ヤードから3打であがったかのデータを使って、沖縄県今帰仁村のオリオン嵐山ゴルフ倶楽部でプレーした内容も分析してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

この日のスコアは97、パット数は38、フェアウェイキープは10回でフェアウェイキープ率は71.4%です。

 

この日、平均スコア90のプレーヤーに対してパットで損した打数は4.25打、スコアが97なのでショットでも損しており、ショットで損した打数は2.75打となります。

 

 

1.パットについて

 

このオリオン嵐山ゴルフ倶楽部は沖縄県内でも特にグリーンが難しいと言われていて、ショートパットをよく外しました。

 

調べてみると最も損したパットは1メートルを外したパットで、これが3回ありました。

 

1メートルのパットは平均90のプレーヤーは平均1.11回で入れるので、1メートルを2打で入れると平均90のプレーヤーに対して失ったパット数は0.89回。

 

これが3回あったということはこの3回のミスで0.89×3=2.67打損している計算になります。

 

1メートルのパットを入れたのは4回ありましたが、1メートルのパットを1パットで入れると平均90のプレーヤーに対して稼いだ打数は0.11回なので、この4回の1メートルのカップインで0.11×4=0.44打稼いだ計算です。

 

1メートルのミス3回分の2.67打から、1メートルのカップイン4回分の0.44打を引くと2.23打になり、これがこの日1日に1メートルのパットで損した打数となります。

 

これを見るとこの日失った4.25打のうち半分以上は1メートルのパットのミスで失っている計算になります。

 

1メートルの平均パット数が1.17というのは6回のうち5回弱くらいは1メートルのパットを決めている計算であり、平均90のプレーヤーというのはこれくらいの率で1メートルのパットを決めていることになります。

 

また、この日は3パットが5回あり、このうち3回は1メートルのセカンドパットを外しているのですが、ファーストパットが寄らなすぎて3パットになっているのが2回あります。

 

このファーストパットが寄らなすぎたことが大きな原因となった2つのパットはいずれも10メートルのパットのパットであり、平均90のプレーヤーは10メートルのパットを平均2.16打で入れるので、これを3パットすると0.84打損することになります。

 

つまり、この日は10メートルのパットを3パットしたことにより、平均90のプレーヤーに対して0.84×2=1.68打損していることになります。

 

また、1回は10メートルのパットを2メートルオーバー、もう1回は10メートルのパットを3メートルショートしています。

 

10メートルのパットを3メートルショートするとそのパットだけで0.63打損し、3メートルのパットを外すと0.27打損ます。

 

一方、10メートルのパットを2メートルオーバーすると0.46打損し、2メートルのパットを外すと0.44打損します。

 

これらを比較すると、10メートルのパットを3メートルショートして3パットしたのはファーストパットの損が大きく、10メートルのパットを2メートルオーバーして3パットしたのはファーストパットとセカンドパットとで同じくらい損をしていると言えます。

 

これら以外にも2メートルを外したり、3メートルを外したりと細かい損が積み重なって合計4.25打損しているのですが、損したパットが多かったことに加えて、得したパットが少なかったことも損が多かった原因だと言えます。

 

今回最も稼いだパットは3メートルのパットを1発で入れたパットで、3メートルのパットは平均90のプレーヤーは平均1.79回で入れるので、このパットで私は平均90のプレーヤーに対して0.79打稼いでいます。

 

ただし、今回大きく稼いだパットはこのパットくらいであり、ミスを減らす以外に2~3メートルのパットをもっと入れるなどしてもっと稼ぐ必要があると言えそうです。

 

例えば、この日は2メートルのパットを3回外していますが、これにより損した打数は0.44×3=1.32打であり、これらのうち1度でも入れていたら損した0.88打から稼いだ0.62打を引いて0.26打しか2メートルのパットで損していないことになります。

 

今後の対策としては、練習グリーンで1メートルを色々な方向から打って入る率を上げる練習、早朝やプレー後などの空いているグリーンで10メートルの距離感を合わせる練習、2~3メートルを入れる練習等が重要と思われます。

 

 

2.ショートゲーム(100ヤード以内のショット)について

 

また、この日はパット以外でも2.75打損しています。

 

この日は100ヤード以内から平均3.28打であがっており、90切りに向けての目標の「100ヤード以内は3打であがる」という目標に対して1日トータルで5打オーバーしています。

 

この5打からパットで損した4.25打を引くと、100ヤード以内のショットで0.75打損している計算になるため、100ヤード以内のショットにも課題があったと言えそうです。

 

3打であがった距離の中央値は22.5ヤードであり、これは100プレーヤーの数値より悪い数値だと言えます。

 

大きな問題は3パットが5回あることですが、15ヤードの寄せが4メートルにしか寄せられず寄せワンが決められなかったホールが2回、10ヤードからの寄せが4メートルにしか寄せられず寄せワンが決められなかったホールが1回あり、これらのホールでも損している可能性が高いです。

 

残り20ヤードのガードバンカーに入れてしまい、そこから10メートルにまでしか寄らなかったというのが2回あったので、このバンカーに入れたこと損し、バンカーショットでも損している可能性が高いです。

 

30ヤードを残り1メートルに乗せてワンパットしたことで30ヤードを2打で上がったホールもあり、このようなホールでは少し稼いでいるはずですが、上記の積み重ねで1打程度は損していると言えそうです。

 

これの対策はアプローチ練習場でグリーン近くからワンパット圏内に寄せる練習などが重要かと思われます。

 

 

3.アプローチ(100ヤード以上のショット)

 

書籍「ゴルフ データ革命」の中では100ヤード以上のショット(ただしパー5とパー4のティーショットを除く)のことを、それがフェアウェイウッドで打とうがユーティリティーで打とうが直ドラで打とうがアプローチと呼んでいます。

 

今回、3打で上がった距離の平均は40.8ヤードであり、これは平均85のプレーヤー~平均90のプレーヤーの数値です。

 

これには110ヤードから3打であがったホール、120ヤードから3打であがったホール、140ヤードから3打であがったホールがあります。

 

私の90切りプランの目安は

 

・ティーショットとアプローチでピンまで100ヤード以内のピンになるべく近いところまで運ぶ

・ショートゲームは3打で上がる

・なるべくボギーオン(エッジに乗ったらオンとカウント)し、乗らなければ寄せワン

 

です。

 

したがって、上記のような100ヤード以上から3打で上がることに貢献したアプローチは、アプローチで稼いでいるとみなせます。

 

一方、パー4なら2打で、パー5なら3打で100ヤードまで行けなかったホールもます。

 

セカンドをフェアウェイバンカーに入れ、サードがバンカーエッジにあたって少し出ただけになった16番ですが、このサードは100ヤード以内にまでもっていけなかったのでこれで1打損している計算です。

 

合計では3打稼いで1打損しているので、この日はアプローチは2打稼いだくらいのイメージだと思われます。

 

 

4.ティーショットについて

 

パット以外で2.75打損しており、そのうち100ヤード以内のショットで0.75打損し、100ヤード以上のショットで2打稼いでいるとするとティーショットで1.25打損している計算になります。

 

これは12番のティーショットで右にOBを叩いたことが原因です。

 

OBは2打の損ですが、ここは特設ティーが残り80ヤードの場所にあり、もし仮に特設ティーがなく打ち直しをし、3打目のティーショットがこの特設ティーの場所に落ちた場合、2打ではなく1打で100ヤード以内に来たことになり、これで1打稼いだことになるので、OBの2打損と合わせてこのホールのティーショットは1打損した計算になります。

 

この日の1打の損については、右がショートカットコースだがOBの危険があることを同伴競技者と話した上でドライバーで右狙いを選択しており、大きく曲げたわけでもないことから、コースの攻め方の問題だったと言えます。

 

平均ボギーオン回数は14回であり、これは推定ですが平均80~平均85のプレーヤーのレベルで、元々ボギーオン狙いになることが多いこともあり、かなりの高さです。

 

一方、平均パーオン回数は2回であり、これも推定ですが平均95~平均100のプレーヤーのレベルであり、平均90のプレーヤーの平均パーオン回数が3.9回であることを考えると、90切りの目安である1日4回パーオンを達成する必要があり、もう少しパーオンを狙うホールを増やした方がいい可能性もあります。

 

パーオンを増やすためにはゴルフデータ革命ではティーショットの距離がスコアに直結して影響することも指摘されており、私のドライバーの飛距離は同年代の人と比べても飛ばない方なので、飛距離アップが課題と思われます。

 

ゴルフ データ革命