ゴルフのブログ ~経営コンサルタントが頭でGolf攻略 ~by神谷奏六

運動神経悪い芸人並みに運動神経ゼロ、力もなし、身長165cm。ゴルフ歴10年でアベレージ100超えの経営コンサルタント・神谷奏六が、その運動能力不足を、データ分析と努力でカバーしてベストスコア71・シングルを目指すブログ。現在アベレージ88。

ハンディを減らしたい!今日のコンペでベスグロを出したい!そんな時にショットとパットのどちらがどれくらい大事かをデータで把握する方法

先日ゴルフした際のデータを書籍「ゴルフ データ革命」に載っている平均90で回るプレーヤーのパッティングデータと比較して分析した結果、色々なことが見えてきた話を昨日書きました。

 

今日もゴルフデータ革命に書いてある内容をもとに、先日のプレーについて分析します。

 

 

 

 

 

 

ゴルフデータ革命で紹介されているデータとその活用法を知れば、自分のパットの総合力や個々のパットが平均90の人のパットの腕と比べてどう違うのかがわかります。

 

例えば、昨日書いた通り、先日の私のプレーはスコア97、パット数33とスコアの割にパット数が少なかったが、これはパッティングが優れていたわけではなくアプローチがOKに寄ったりしたのが何回かあっただけであることがデータでわかります。

 

より具体的には5メートルのパットを2メートルオーバーしたことで平均90の人と比べて0.68打損したり、1メートルのパットを外したことで0.89打損したりといったミスが重なって平均90の人のパットと比べてパットのミスにより合計2.59打損していたことがわかりました。

 

また、パット以外でもOBを2回打ったりしたことで平均90の人のプレーと比べてパット以外のショットのミスでも4.41打損していたことがわかるなど、ショットの力が平均90の人と比べてどう違うのかもわかるようになっています。

 

ゴルフデータ革命で紹介しているSGという指標を使う分析方法は自分のプレーを平均スコア90の人と分析できるだけでなく、プロのプレーとも比較できます。

 

例えば、この日の私は平均スコア90のプレーヤーがパットした場合と比較して2.59打パットで損をしましたが、ハンディキャップ0のスクラッチプレーヤーと比べると4.9打、アメリカツアープロの平均と比べると5.95打損していることがわかります。

 

更に、ハンディキャップ0のスクラッチプレーヤーの平均スコアは72、アメリカツアープロ平均のスコアは70というデータだそうですが、この数字を使うとパット以外のショットで失ったデータも計算できます。

 

私のこの日のスコアは97なので、この日はミスによりスクラッチプレーヤーに対して合計97ー72=25打損しているのですが、このうちパットで損した打数は4.9打なので、パット以外のショットで損した打数は25ー4.9=20.1打だと計算できます。

 

同様にアメリカツアープロ平均に対しては97ー70=27打をミスにより損しているのですが、このうちパットで損した打数は5.95打なので、27ー5.95=21.05打をパット以外のショットにより損をしています。

 

もちろんスクラッチプレーヤーにもアメリカツアープロにも、飛ばし屋もいれば、アイアンの天才、技のデパート、パット巧者など色々なタイプがいるので一概にはいえませんが、膨大なアマチュアとプロのショットデータから導き出すと、最も平均的なスクラッチプレーヤー並みのプレーを私がやろうと思ったら、パットであと4.9打、ショットであと20.1打縮める必要があるということがわかります。

 

同様に最も平均的なアメリカツアープロ並みのプレーを私がやろうと思ったら、パットであと5.95打、ショットであと21.05打を縮める必要があるということもわかりません。(ここはさすがに目指しせんが。)

 

そしてこのデータで気づかされるのが、パットで縮めるべき打数は意外と少ないという点です。

 

例えばこの日の私がスクラッチプレーヤーに対してパットで失った打数は4.9打、つまり約5打ですが、パット数は33パットなので今日の私のオン位置からスクラッチプレーヤーがパッティングしたら33ー5=28パット前後になる計算になります。

 

この28パットというのは私の中ではそこまで不可能と思える数値とは感じません。

 

昨年1度だけ26パットというパット数だった日がありましたが、先日のプレーと同じオン位置からスクラッチプレーヤーがパッティングしたらこれよりも2打多いパット数になるということでこれなら少しだけ現実味が感じられます。

 

ところが、ではスコア72は現実味が感じられるかというと、90すら切ったことがない私にとっては全く想像もつきません。

 

ごくたまに1番ホールボギー、2番ホールバーディー、3番ホールパー、のような日があると「今のところパープレーだ!」と冗談で言うようなことがありますが、パープレーペースで回れることなんて絶好調の日でせいぜい3ホールくらいです。

 

97のスコアから「パッティングで5パット縮めて」と言われれば、調子がよければたまには可能かもしれませんが、「ショットで20打縮めて」と言われると、(イメージすることが大事なんだというプロもいますが)現実的にはどんなに絶好調でも実現できるイメージは今のところほとんど全く湧きません。

 

実はこのゴルフデータ革命という本の特に大きな結論の一つとして「ほとんどのゴルファーはパッティングを重用ししすぎている」というというものがあります。

 

この「私のスコア97の内訳は、スクラッチプレーヤーに対してパットで5打、ショットで20打損している」というデータは、まさにそれを象徴するデータなのではないでしょうか?

 

このゴルフデータ革命ではよいスコアと悪いスコアを分ける要素のうちパッティングが影響するのはわずか15%しかないという点を解明しています。

 

そしてこの「パットがスコアに影響するのは15%」というのは、強いプロと弱いプロを比べてもパットの影響度は15%、シングルとアベレージゴルファーを比べてもパットの影響度は15%、100切りを目指している人と平均140のゴルファーを比べてもパットの影響度は15%であり、どのレベルのゴルファーとどのレベルのゴルファーのスコアを比べてもパットの影響度は15%である点も統計的に解き明かしています。

(ちなみにパー4とパー5のティーショットは28%、100Y以内のパットを除くショートゲームは17%、それ以外の100Y以上のアイアンやフェアウェイウッドなどが40%影響していて、これもどのレベルのゴルファーとどのレベルのゴルファーを比較しても同じというデータです。)

 

先日の私のラウンドのデータでも、72で回るスクラッチプレーヤーに対して私は25打損して97打でホールアウトしましたが、内訳はパットで5打損していてこれは全体の25打損のうち20%、パット以外のショットで20打損していてこれは全体の25打損のうち80%なので、パットの影響度としてはやはりこの程度が普通だと考えられるのかもしれません。

 

なお、「スコアのよい人とスコアの悪い人の差のうちのパットの影響度」で調べると15%だそうですが、「大会で優勝したツアープロとその大会の平均スコアの差のうちのパットの影響度」を調べると、こちらは35%と少し高くなっているそうです。

 

これは、平均スコアを上げるためにはパットの影響度はそこまで大きくない(15%)が、びっくりするほど(優勝するほど)いいスコアであがるためにはパットでたくさん(35%)稼ぐことが重要だということを示しています。

 

例えば、この書籍の中ではボールが残り距離別・ライ(ティーアップ、フェアウェイ、ラフ、バンカーリカバリー)別に、そこから平均何打であがるかのデータが公開されています。

 

これにより例えば、400ヤードのパー4でいつも260ヤードしかドライバーが飛ばないプロが320ヤード飛ばした際、このファインドライブにより何打稼いだかが計算できます。

 

いつもの飛距離260ヤードのドライバーショットならセカンドは残り140ヤードからですが、そこがフェアウェイならここからツアープロは平均2.91打であがります。

 

一方、今日イチが出て320ヤード飛んだ場合は残り80ヤード、そこがフェアウェイならツアープロは平均2.75打で上がります。

 

つまり、上記の状況を比較した場合、260ヤードのティーショットと320ヤードのティーショットはアメリカツアープロの場合2.91ー2.75=0.16打しか変わらないことになります。

 

(実際にはヤーデージはホールにより異なるのでそうとは言い切れませんが)ざっくり、これが1日14回(ドライバーでティーショットする回数の目安)続くと0.16×14=約2.2打ほど得する計算です。

 

一方、中途半端な距離のパットがことごとく決まった場合、これにより何打稼いだかも計算できます。

 

ツアープロのパット残り距離は、(プロならほとんど外さない60cm以下のパットを除くと)60cm~1.8m、1.8m~6.3m、6.3m以上の3つの残り距離の回数がほとんど同じだそうです。

 

つまり、仮に優勝したプロの最終日のパット数が27パットで、うち60cm以下が3パットだとすると、60cm~1.8mのパットを8回、1.8m~6.3mのパットを8回、6.3m以上のパットを8回くらい打つような感じだということです。

 

これらのデータから、1.8m~6.3mのパットを全て1発で入れて優勝したプロと平均のプロのパット数の差(優勝したプロが稼いだパット数)が計算できます。

 

優勝したプロは8回のパットをすべて1.8m~6.3mのパットをすべて1パットで入れたらその距離のパット数は8打です。

 

一方、残り2メートルのパットのプロの平均パット数は1.62打、6mのパットのプロの平均パット数は2.02打なので、仮に間を取って平均的なプロの1.8m~6.3mの平均パット数が1.8打くらいだとした場合、この距離を1日に8回パッティングすると1.8×8=14.4なのでこの距離のパット数は14.4打です。

 

この場合の優勝したプロと平均的なプロの1.8m~6.3mのパット数の差は14.4ー8=6.4打であり、これはかなりの差です。

 

普段260ヤードのドライバーを全て320ヤードにするのはかなり困難であり、人によっては筋力や関節の可動域などを加味すると不可能かもしれないくらいの大幅アップですが、それを1日続けても稼げる打数は約2打です。

 

これに対して、パットは運次第で入りまくってしまうこともありえるので、不可能とは言い切れず、アメリカツアープロの大会で優勝してしまうような人だと、中途半端な距離がポンポン入る日があるのは実感できます。

 

そしてこのパット回数で全体を3等分した真ん中の距離をミドルパットとした場合、ミドルパットが全て入った日はそれだけで6打以上稼いでいる可能性が高いということです。

 

これが、「パットがスコアの差に影響している影響度は全ストロークの15%だけど、大会で優勝するか出場者全体の平均で終わるかにパットが影響しているのは35%」という統計の実態を表していると言えます。

 

私たちのような90切りを目指すレベルであれば、「ハンデを減らすならパットを重視しすぎるのは危険だけど、今日のコンペでベスグロを狙うならパットを入れまくらないといけない」くらいに考えた方がよいとこのデータは示していると言えそうです。

 

ゴルフ データ革命