ゴルフのブログ ~経営コンサルタントが頭でGolf攻略 ~by神谷奏六

運動神経悪い芸人並みに運動神経ゼロ、力もなし。ゴルフ歴10年でアベレージ100超えの経営コンサルタント・神谷奏六が、その運動能力不足を、データ分析と努力でカバーしてベストスコア71・シングルを目指すブログ。現在アベレージ83。

間違えやすそうなゴルフルール(しかも2018年以前からあったルール)まとめ <中編>バンカー&ペナルティエリア編

以前の記事で、大幅変更があった2019年ルール変更の中でもあまり知られていないものをピックアップしてまとめた記事を書きました。

golfblog.hatenablog.jp

 

しかし、この時のルール変更以外の、それ以前からあるゴルフルールの中にも知られていないものが結構あるため、「2018年以前からのルールだけど、間違えやすそうなもの」をまとめて行っています。

 

 

 

今回は中編で「バンカー&ペナルティエリア編」です。

 

参考にしたのは、「2019年度版 すぐに役立つゴルフルール」です。

 

 

 

 

 

 

前回の記事「<前編>ティーショット&ジェネラルエリア編」はこちら。

golfblog.hatenablog.jp

 

次回の記事「<後編>グリーン・その他編」はこちら。

golfblog.hatenablog.jp

 

 

バンカー内で最初の足跡をならした

バンカーショットをしたがボールがバンカーを出なかったという場合に、最初のバンカーショットの足跡をならしてから次のバンカーショットをすることができます。

 

仮に、打った球がならした場所に戻ってきたとしても無罰となります。

 

また、バンカーショットがOBになり、打ち直しの球をドロップする前にバンカーをなしてからドロップしても罰はありません。

(バンカーの砂に触れるのを禁止しているのは、「ボールがバンカーの中にあり、プレーする前」なので、ドロップ前は砂に触れることを禁止していません。)

 

 


バンカー内で確認のためにボールを拾い上げた

自分のボールと確認するためであれば、マークをした上でボールを拾い上げることができます。

 

また、2019年1月のルール変更で、この際に同伴競技者にその意思を告げたり、立ち会ってもらう必要もなくなりました。

 

なお、ボールを確認したあとは、無罰で元のライを復元して元の位置にリプレースする必要があります。

 

ちなみに、拾い上げる際にマークをしなかった場合は「マークを怠った」の罰で1打罰がつきます。

 

 

 

バンカー内で同伴競技者のボールを打った

以前はバンカー内では自分の球かを確認するために無罰で拾い上げることができなかった代わりに、バンカー内で同伴競技者の球を打っても無罰でした。

 

しかし、上述のように自分のボールと確認するためであれば、マークをした上でボールを拾い上げることができるようになりました。

 

これにより、バンカー内で同伴競技者のボールを打つと「誤球のプレー」として2打罰がつきます。

 

以前、漫画「あした天気になあれ」で、向太陽と太田黒がバンカーに入れてしまった際、太田黒が「バンカー内で同伴競技者のボールを打っても罰はない(当時)」というルールを利用し、敢えて向太陽のボールを打って、バンカーから出せるかを試したというシーンがありました。

 

この方法は、その後のルール変更により、現在では使えなくなったということになります。

 

例えば、3打目でバンカーから同伴競技者のボールを打ってしまった場合は、その3打目は無効となり、ペナルティの2打罰を加えて次が5打目としてバンカーショットを打つ必要があります。

 

 

 

池超えショットでグリーンを狙ったら、池を超えたボールが戻ってきて、手前の池に入った

池超えショットで、例えばグリーンでバックスピンがかかって戻ってきて、手前の池に入った場合は、

 

  1. 池からそのまま打つ
  2. 「ホール」と、「ボールが最後に横切ったペナルティーエリアの限界線上の地点」を結んだ池の後方線上にドロップして1打罰
  3. 前打位置(池超えショットを打った位置)に戻って1打罰

 

の3通りです。

 

上記の3つの方法の中では2.が最もよく取られる、いわゆる「1ペナ」という方法だと思いますが、この際「横切った場所」ではなく、そこからティーイングエリア側に戻った線上(池の後方)にドロップするという点に注意が必要です。

 

また、2.の場合は、「ホール」と、「ボールが最後に横切ったペナルティーエリアの限界線上の地点」を結んだ池の後方線上について、結んだ線の厳密に真上にドロップする必要はなく、結んだ線の左右1クラブレングス以内にドロップとなります。

 

 

同様に、グリーン後方からグリーンを超えて池に入った場合も、1ペナの措置をとる場合は、最後に池の境目を横切った場所とホールを結ぶ線上の、池のティーイングエリア側の場所にドロップすることが必要です。

 

 

イエローペナルティエリアとレッドペナルティエリアの救済方法の違い


ちなみに、2019年度のルール変更では黄杭を「イエローペナルティエリア」、赤杭を「レッドペナルティエリア」というように名称変更が行われました。

 

イエローペナルティエリアに入った場合の救済方法は上述の

 

  1. 池からそのまま打つ
  2. 「ホール」と、「ボールが最後に横切ったペナルティーエリアの限界線上の地点」を結んだ池の後方線上にドロップして1打罰
  3. 前打位置(池超えショットを打った位置)に戻って1打罰

 

という方法のみが対処方法となります。

 


一方、レッドペナルティエリアに入った場合は、上記の(1)〜(3)に加えて、

 

4.ボールが最後に横切ったペナルティーエリアの限界線上の地点」から、ホールに近づかない2クラブレングス以内にドロップして1打罰

 

という救済方法が存在します。

 

つまり、レッドペナルティエリアの方が、救済の方法が多いということになります。

 


そして、2018年以前は、黄杭とは異なり、赤杭を横切ってペナルティエリアに入った場合は、

 

5.(ホールに近づかなければ)池の対岸にドロップして1打罰

 

という救済方法も可能でしたが、このルールは2019年のルール変更で不可となりました。

 

 


次回は最終回、グリーン&クラブ・アドバイス編をまとめてみようと思います。

 

 

 

前回の記事「<前編>ティーショット&ジェネラルエリア編」はこちら。

golfblog.hatenablog.jp

 

次回の記事「<後編>グリーン・その他編」はこちら。

golfblog.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

 

 

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2019年度版 すぐに役立つゴルフルール