ゴルフのブログ ~経営コンサルタントが頭でGolf攻略 ~by神谷奏六

運動神経悪い芸人並みに運動神経ゼロ、力もなし。ゴルフ歴10年でアベレージ100超えの経営コンサルタント・神谷奏六が、その運動能力不足を、データ分析と努力でカバーしてベストスコア71・シングルを目指すブログ。現在アベレージ83。

冬は沖縄でゴルフ旅行しよう! (6)ビーチリゾートを拠点に様々なコースを楽しむ「沖縄北部・恩納村エリアゴルフ合宿」の楽しみ方

連続で書いている「沖縄ゴルフ旅行」シリーズ。

 

これまでは、

  1. 沖縄ゴルフ合宿の季節別の魅力度の違い
  2. 沖縄ゴルフ場の料金・食事・宿泊について
  3. 沖縄ゴルフ&滞在・観光の立地の比較について

の3つについて、続いて「地域別の楽しみ方」沖縄本島南部編について、沖縄本島中部編について紹介してきました。

 

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今回は、南部にも北部にも出やすくて、ビーチリゾート感も楽しめる「沖縄本島北部・恩納村エリア」編です。

 

 

引き続き、地元ゴルファーならではの視点も交えつつ紹介します。

 

また、ゴルフ場については、選ぶ際に役に立つように、という目的で、いい点だけでなく、不評な点・注意したい点も書いていますので、「お気に入りのコースを悪く言われるのは見たくない」という人はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

沖縄本島の立地は大きく分けると、以下の5つ

 

沖縄本島の立地について、ゴルフ旅行の視点で分けると大きく以下の5つに分けられます。

 

  1. 那覇エリア
  2. 南部(南城・八重瀬)
  3. 中部(コザ・北谷)
  4. 北部・恩納村エリア
  5. 北部・名護エリア

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沖縄本島の立地 5分類

 

立地の比較の記事はこちら

 

北部はリゾート地のある恩納村を中心としたエリアと、市街地である名護を中心としたエリアに分けられます。

 

このうち、那覇市など南部からより近いのが④北部・恩納村エリアです。

 

今回はこのエリアを拠点としたゴルフ旅行とゴルフ場について書いてみたいと思います。

 

 

 

 


沖縄本島北部・恩納村エリアを拠点とした沖縄ゴルフ旅行のメリット>

沖縄本島北部・恩納村エリアを拠点とする最大のメリットは、沖縄のビーチリゾート感も一緒に楽しめることです。

 

特に恩納村はサンゴの綺麗なエメラルドグリーンの海に面したビーチ沿いにホテルが多く建っており、宿泊だけでなく、レストラン、バー、買い物、プール、ビーチ、ショー、温泉、エステ、カラオケなどがホテル内で完結して楽しめるリゾートホテルが並んでいます。

 

立地は那覇市から1時間ほどかかりますが、何泊もするのであればホテルを拠点にしてしまえば、沖縄本島内は大体どこまででも1時間以内で移動できます。

 

中部滞在プランと同様、「南部のゴルフ場から北部のゴルフ場まで行き尽くしたい!(でも沖縄に来てまで往復3時間以上の移動は嫌だ)」という方は、北部・恩納村エリア滞在でも楽しめます。

 

ホテル以外の飲食店は那覇ほど多くありませんが、ホテルが集まっているエリアにはホテルの外に居酒屋やバーが複数ありますので、ホテルの食事に飽きたら近所に飲みに繰り出すことも可能です。

 

また、北部・恩納村エリアのゴルフ場はリゾート感あるゴルフ場、地元民に人気のローカル感あるゴルフ場ともに揃っていますが、いずれも予約は比較的取りやすく、値段も幅があり好みに応じて色々選べます。

 

 

北部・名護エリアのゴルフ場までも出やすいので、近場のゴルフ場の選択肢は多いと言えます。

 


沖縄本島北部・恩納村エリアを拠点とした沖縄ゴルフ旅行のデメリット>

宿泊施設、飲食店、観光地は那覇ほど多くなく、また空港までも那覇と比べると離れてしまいます。

 

那覇と比べるとシティホテルはかなり少なくなりますし、ビーチリゾートホテルは夏は非常に値上がりするため予算との兼ね合いが必要です。

 

また、地元の人が集まるような居酒屋は少なく、観光客向けの「THE リゾート」というような飲食店が多いため、値段もやや上がります。

 

 

恩納村や名護のゴルフ場には出やすいですが、南部のゴルフ場までは片道1時間ほどかかってしまうので、南部のゴルフ場を複数巡る拠点としては向いていないかもしれません。

 

 

沖縄本島北部・恩納村エリアを巡る!ゴルフ旅行の組み方>

ゴルフ場については、詳細は後述しますが、北部・恩納村エリアと北部・名護エリアのゴルフ場が出やすいので、まず見てみると良いと思います。

 

 

リゾート感を楽しむなら恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄、名護市のかねひで喜瀬カントリー、カヌチャゴルフコースまで足を伸ばしても楽しめます。

 

ローカルコースを安く楽しむなら更に充実していて、恩納村の美らオーチャード、宜野座村宜野座カントリー、本部町のベルビーチ、今帰仁村のオリオン嵐山(2021年6月頃に閉鎖予定)など選択肢は豊富です。

 

 

恩納村で最も多くビーチリゾートホテルが集まる恩納村西部エリアからのアクセスは、最も近いPGMゴルフリゾート沖縄までなら5分以内、隣町の宜野座村まで出かけても30分程度で行くことが出来ます。

 

 

那覇空港からホテルまでは車で1時間以上くらい離れてしまうのでレンタカーを借りることが必須となります。

 

ホテルは恩納村のビーチ沿いを探すと高級ビーチリゾートを中心にずらりと出てきますが、長期滞在者向けのコンドミニアムもあります。

 

恩納村の中で飲み歩くのならホテル内か、ホテル周辺の居酒屋など飲食店がメインとなると思いますが、ホテルから離れていても、恩納村の中ならばホテルまで送迎をしてくれる店が多いので、問い合わせてみると良いと思います。

 

もちろん、コザや北谷、名護まで車で繰り出して、代行で帰ってくる人も多くいます。

 

 

<④北部・恩納村エリアのゴルフ場>

ゴルフ場について、あくまで私の主観を豊富に、後は地元のゴルファーや県外からのゴルファーからの評価も少しだけ、盛り込んで紹介したいと思います。

 

 

費用の目安は、繁忙期(冬)に、平日・県民価格で申し込んで

 

A.高価格→15,000円以上

B.中価格→10,000円〜15,000円

C.低価格→10,000円未満

 

で分類したいと思います。 

 

 

「PGMゴルフリゾート沖縄」(恩納村

アクセス恩納村中心地(谷茶・富着エリア)から約5分

 

価格:A.高価格→15,000円以上

 

コースメンテナンス:良い

 

超主観的・沖縄ゴルフ場における位置付け:「景色・メンテ・施設が沖縄最高レベルのチャンピオンコース。南部からも北部からもアクセスが良い人気コースで、高価格だが予約困難。好スコアは出やすい。」

 

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PGMゴルフリゾート沖縄

 

2017年に青木功監修でフルリニュアルし、以降男子プロのHEIWA・PGMオープンの開催コースとなっています。

 

コースメンテナンスレベルは高く、チャンピオンコースなのに激遅グリーンの琉球とは異なり、夏でも高速グリーンを楽しめます。

 

また、リニューアル以降、クラブハウスやカートなどの施設は新しくなった上に、全ホールから海が見える景観になりました。

 

 

沖縄で全ホールから海が見えるゴルフ場はこのPGMと美らオーチャード、ベルビーチの3コースだけですが、海を望む景観の広大さではこのPGMが最高レベルだと言えます。

 

 

コースは沖縄では広い方で、多少ミスをしても大きなトラブルにもなりにくいため、好スコアも出やすいです。

 

 

 

難点は、リニューアル以降、とにかく予約が取りにくく、値段も急に高くなってしまったという点です。

 

リニューアル以前の「沖縄国際」というゴルフ場だった頃は地元民が集まるローカル感あるコースだったのですが、大幅リニューアルを経て、一気に予約が取れなくなりました。

 

冬の土日は、予約解禁日の3ヶ月前の朝イチにメンバーがコースに電話して、それで希望の時間が取れるか取れないか、くらいの埋まり度合いです。

 

平日でもネット経由だと2万円近くするため、リニューアル後は、地元のビジターはメンバー同伴優待や、安くで回れるコンペなどを駆使して行くようになりました。 

 

 


「ジ・アッタテラスゴルフリゾート」(恩納村

アクセス恩納村中心地(谷茶・富着エリア)から約20分

 

価格:B.中価格→10,000円〜15,000円未満

 

コースメンテナンス:良い

 

超主観的・沖縄ゴルフ場における位置付け:「マイナーなリゾートコースであるため、高くないのにとにかく空いている点が魅力。コースはトリッキーで難易度高い。」

 

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ジ・アッタテラスゴルフリゾート

 

 

宿泊施設のついたリゾートコースで、クラブハウスなどの施設も新しく、コースや景観も綺麗なコースです。

 

冬場・平日1万円未満の日が多くリゾートコースの割には安い方に分類されます。

 

そして、沖縄ではオリオン嵐山と並んでトップクラスに予約が取りやすい点が魅力です。

 

難点は、狭くて傾斜がきついため、落とし所が難しいホールが多いという点です。

 

距離が出る人は、ドライバーを振り回せず、コントロールショットが求められるホールが多いです。

 

上述のように「リゾートホテルの割に高くはない」のですが、那覇空港から1時間ほどかかり、海が見えないホールも多い・・・「その割に安くもない」ので、空いているという見方もできると思います。

 

 

「美らオーチャードゴルフ倶楽部」(恩納村

アクセス恩納村中心地(谷茶・富着エリア)から約15分

 

価格:C.低価格→10,000円未満

 

コースメンテナンス:(沖縄の中では)良い

 

超主観的・沖縄ゴルフ場における位置付け:「距離は短いがバンカーが多く、グリーン周りの難易度が極めて高い。待ち時間が長くてクラブハウスが古い点が難点だが、ステーキとオーシャンビューは魅力」

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美らオーチャードゴルフ倶楽部

 

恩納村では唯一、リゾートコースとはかけ離れた、ローカル感が全開のコースです。

 

そのため、前述の通りPGM、ベルビーチと並んで沖縄では3コースしかない、全ホールから海が見えるコースであるにもかかわらず、低価格でラウンドできる、地元民が多い穴場的コースです。

 

 

コースは距離が短く、比較的狭いコースですが、傾斜がきつすぎてナイスショットがOBになることもなければ、落とし所がないホールもないため、ただのトリッキーでなはい戦略性が高いコースだと言えます。

 

グリーンはほとんどが砲台で、バンカーが多く、グリーンは芝目もきついため、グリーン周りの難易度は沖縄で最高峰です。

 

クラブ対抗戦では常に上位に来る上に、県内のアマチュアの大会でも上位にランクインして九州大会に勝ち進むメンバーが多く、メンバーの技術レベルも最高峰に高いです。

 

 

また、ここのレストランのステーキは、沖縄のステーキ店のステーキより美味しい上に、食事券+800円程度(プレーをしない人は1,800円程度)で食べられるため非常に人気で、それまで那覇や名護のステーキ店に行っていたゴルファーが、ゴルフをしない日にここにステーキを食べに来るようになることもあります。

 

沖縄のゴルフ場の食事では数少ない当たりのメニューだと言えます。

 

ステーキは人気ゆえに売り切れることもあるため、ステーキ狙いでこのコースに来る場合は、朝まずラウンドする前にレストランに行ってステーキの予約を入れ、そのあとでラウンドし、レストランへ向かうようにすると確実です。

 

 

一方で、難点は、まずいつ行っても待ち時間が長くなりがちであるという点です。

 

以前の記事で書いた、守礼カントリークラブと異なり、スタートが遅れるということはさすがにありませんが、プレー中は待つことが多いです。

 

平日であっても冬であれば、毎ホール待ちになることが多く、後半のハーフは3時間近くかかることも珍しくありません。

 

(これも守礼カントリークラブと異なり)照明がある上がり5ホールにたどり着けないと言うことはさすがにありませんが、冬の午後の遅い時間のスタートだと日没にかかってプレー中に照明が入ることは珍しくありません。

 

 

ブラインドホールが多いこと、(距離が短いコースが多いこともあり)パー5のセカンドでグリーンが空くのを待つ人が出ること、自動運転カートの走行スピードが遅いこと、のんびりプレーする地元のおじいちゃんが多いこと、などが待ち時間が長いことの原因と考えられますが、マーシャルが回っても待ち時間が解消されないという日が多いです。

 

夏場の平日の午前中であれば比較的スムーズで、7時にスタートして10時前後に上がれてしまうようなこともありますが、それ以外は基本的に待つと思った方がいいです。

 

特に午後の遅い時間のスタートとなる人は、夜の予定にかかってしまう可能性があることは考慮しておく必要があります。

 

 

また、クラブハウス自体が古いのはある程度仕方ないとしても、ロッカーがボロいのはなんとかして欲しいと言う声は多いです。

 

男子ロッカーの一部に残された古い緑色のロッカーは、市の体育館のロッカーのような古くて狭くて、しかも開閉しにくいロッカーであり、これが不評です。

(女子ロッカーは全てこの緑色ロッカーだそうです。)

 

以前に男子プロトーナメントの大京オープンが開催されていた名残で、大京オープンの優勝プロが優勝していた日に使っていたロッカーには「1982年優勝 青木功プロ 使用ロッカー」のように札がかかっていて、そのロッカーに当たった日は「今日はあのプロの優勝時のロッカーか」と気分が少し上がる反面、「青木にこの狭いロッカーを使わせていたのか。。。」と思わされるレベルのチープなロッカーです。

 

クラブハウスもコースも清掃は行き届いていますが、この古さも相まってリゾート感はほとんどなく、まさに地元民向けのコース、特に「上手くなりたい人が通うコース」という印象だと思います。

 

 

 

宜野座カントリークラブ」(宜野座村

アクセス恩納村中心地(谷茶・富着エリア)から約30分

 

価格:C.低価格→10,000円未満

 

コースメンテナンス:(沖縄の中では)良い

 

超主観的・沖縄ゴルフ場における位置付け:「綺麗で安くて予約が取りやすい、地元民の特に若者に人気絶大のコース。沖縄の中では距離は長くも短くもないが、コース難易度は高い。」

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宜野座カントリークラブ

「沖縄で最も新しいロングコース」を謳うのがこのコースで、2002年にオープンしたコースであり、クラブハウスも、コースも新しくて綺麗です。

 

ここの魅力はその安さであり、繁忙期の土日や年末年始以外は大体10,000円未満で取れます。

 

その上、県内在住者限定で割引券(冬以外に使える)や無料プレー券がもらえるプレミアム会員という簡易会員制度を作っており、そこそこラウンド頻度の高い沖縄本島在住のゴルファーは大体このプレミアム会員に入っているため、1〜3月以外であれば、地元民同伴で予約すればかなり安くでプレーできます。

 

その一方で、ネット予約プランや、1人予約でも比較的安いプランが出ているのも魅力的です。

 

前述の守礼やオリオン嵐山に次いで、直前でも予約が取りやすい方のコースであり、急にラウンドに行きたくなった際にも重宝します。

 

そのためか、那覇市などの南部から、はるばる名護市との境目近くにあるここまで来ることを苦にしないゴルファーには人気があり、特に若いゴルファーの比率が高いコースです。

 

コースは沖縄の中では長くも短くもないコースで、「短いコースはつまらない」という飛ばし屋から、「長いコースはしんどい」というビギナー、シニア、女子まで楽しめるコースです。

 

OBや池絡みで攻略難易度が高いホールも多いため、上級者が行っても飽きず、ショートゲームのスキルや戦略性も求められるコースです。

 

 

難点と言えば、南部からは少し遠いという点です。

 

那覇市の中心部からは渋滞がなくても高速で1時間、恩納村の中心部からでも30分ほどかかります。

 

宜野座村は沖縄の中でもかなりの田舎の方の地域であり、周囲に観光スポットは何もないため、空き時間に寄れる観光スポットもありません。

 

施設自体は新しいものの、クラブハウスの作りも、食事のクオリティも、風呂場も、パブリックコースの域を出ません。

 

特に「平日朝食無料」を謳っていますが、メニューはホットコーヒー、コッペパンおかゆの3点のみであり、これを「朝食」と平然と呼んでしまえるレベルのサービス意識だと思った方がいいと思います。

 

レストランの力の入り具合はしょせんこのレベルなので、味もあまり強くオススメできるレベルではありませんが、量は多いため、やはりがっつり食べたい地元の若いゴルファーには満足度は高いです。

 

リゾートゴルフを求めている人には景観や広さなどが不満かもしれませんが、そういう打ち出しを全くしていないこともあり、期待とのギャップが少ないコースです。

 

実際、このコースの不満を言っている人には今まで1人も会ったことはなく、誰にでも安心してオススメできるコースです。

 

 

次回は最終回、沖縄本島北部・名護エリア編について書いてみたいと思います。

 

こちらも個性溢れるコースが充実しています。

 

 

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