SG(ストロークス・ゲインド)を使ってショット別の目標を設定する方法 〜目標設定と、目標達成の流れを組み立てることについて・・編〜
私は最近3ケ月くらいのスコアを見ると、良くて80台前半、悪くても90台前半でラウンドできるようになっていました。
しかし、先日30ラウンドぶりに95を超える98というラウンドがありました。
これが悔しかったですが、それに加えてもう一つ、私を燃えさせる出来事がありました。
私を更なる猛練習に駆りたたせたきっかけ
それは、先日、5年前くらいに一緒にラウンドしたことがあった(しかも当時はスコアも私とほぼ同じくらいだった)友人が、最近82でラウンドしたことを知ったということです。
その友人と一緒にラウンドした5年前といえば、私がサラリーマンをやっていた時期です。
そして、その時の私の平均スコアは105。
つまり、その友人も当時は平均105くらいでまわっていたということです。
しかも、私も猛烈に仕事が忙しく、その友人も猛烈に仕事が忙しかった時期でした。
つまり、いずれも「ゴルフは上手くないけれど、仕事が猛烈に忙しい合間でゴルフを楽しんでいるよね。」というレベルです。
(よくあるレベルですね。)
そしてその後、私はと言えば、去年の秋くらいから猛練習生活を開始して、アベレージを100超えから87くらいまで縮めました。
これは、私が今から3年ほど前に、猛烈に忙しい会社員生活を辞めたからできた猛練習生活だったと感じています。
しかし、その友人は、今も5年前と同じように忙しいにも関わらず、ベストスコアを82にまで縮めていたのです。
しかも、その82で回ったことを知ったきっかけであるSNSの投稿を見ると「2年ぶりにベストスコアを1打縮めて82」とあります。
つまり、今から2年前(当時の私のベストスコアが92だった時)に、83というスコアを記録していたことになります。
おじさんになってからゴルフにのめりこんでシングルになった人の話を聞くと、多くの場合(というよりほぼ全員)は「1年近くはゴルフにのめり込んで必死で練習した時期があった」と言います。
私は去年(2017年)の秋くらいから、それまでにないくらいゴルフにのめり込んで練習して、アベレージを105くらいから87くらいにまで縮めました。
ところが、上述の友人は、今から2年前よりちょっと前に、相変わらず仕事は超・忙しいにも関わらずゴルフにのめり込み、そのことによりアベレージ105くらいから2年前にベストスコア83、今月にベストスコア82を記録したのだろうと想像できます。
これを想像すると、私としては、いてもたってもいられなくなります。
「こんなに時間と、(沖縄という)ゴルフ環境に恵まれた私は、このままでいいのだろうか、いやもっと上を目指したい!」という気持ちが沸々と湧いてきました。
更に上を目指して上達すべくゴルフに励みたい。
しかも、やるからには絶対に結果を出したい。
そのためには、ただ「○百球打つ」とかではなく、
・客観的指標を用いて、具体的に課題設定し、
・その上で具体的に目標設定し、
・何が何でも達成する行動計画を作り、
・行動計画をやりきって達成したい(あるいは計画を再設計したい)
という思いに駆られてきました。
ビジネスに置き換えて考える、ゴルフの「目標設定」と「目標達成の流れ」の作り方
ゴルフのスキルにも目標を立てたいのですが、意義のある目標設定をしたいものです。
そして、目標を設定したならば、何がなんでも目標達成するための行動計画を作り、行動したいものです。
これは、営業などの仕事で結果を出そうと思ったら「がんばります!」ではなく、自身の見込み客数や質、訪問回数、内容、契約率や金額などを把握して、更に高い成果を目指そうとして考えるという方法論と同じだと思います。
経営計画を立てる際にも「会社をでかくします!」ではなく、部門別の収支について、投資や経費、市場の成長率や市場シェアなどを把握してプランニングするという方法論と同じだと思います。
このような過程での考え方としては、ビジネスであれば以下の点について把握し、決定し、実行すると思います。
それは、
・普通にやればできるはずなのに、私が特にできていない分野(一般的に見た伸びしろ)の把握
・そもそも重要度の高い行動(とそのレベル)、のびしろがある行動(とそのレベル)の把握
・目指す成果別に必要な行動(とそのレベル)の把握
・強化する行動について、それをどのくらいのレベルに高めるかの目標設定
・目標達成に必要な行動の把握と、行動の実践
というような感じです。
これはゴルフにも応用できると思います。
そして、ビジネスの場合、この時点で「普通にやればできるレベル」「努力次第でできるレベル」というのがわからなければ、非現実的な目標設定になってしまうリスクがあります。
そして、これはゴルフについても同じだと思います。
この点、ゴルフにおいては「このショットで、これくらいのところにボールを運べれば、これくらいのスコアレベルだと言える」という根拠は、SG(ストロークス・ゲインド)の指標を使って立てることが可能です。
つまり、SG(ストロークス・ゲインド)を使えば、「よい目標達成行動」に不可欠な「よい目標設定」ができるということです。
そこで今から数記事にわたって、以下の方法で、この冬のゴルフの目標設定を行いたいと思います。
(1)SG(ストロークス・ゲインド)を使って、直近のラウンドと、ラウンドのショット別のデータを取り始めた半年前のラウンドのデータを比較し、向上したショットとそうでないショットを把握する
(2)これもSG(ストロークス・ゲインド)を使って、上級者のショットと私の直近のショットを比較し、「打数が多いために重要度の高いショット」「伸びしろがあるショット」を把握する
(3)特に上級者のショットのレベルを、「プロ」「スクラッチ」「シングル」「80台」「90台」などレベル別に把握し、私が目指すレベルの目安を持つ
(4)上記(1)~(3)をもとに、要・強化ショットと、「どんな状況から、残りどれくらいの距離のどんなライに寄せる」という目標を決定する
(5)目標を達成するための練習法をレッスンプロと相談して決定し、実践・継続する
分析はおなじみスマホアプリ「Golf Metrics」で徹底的に行った上で、目標設定に入りたいと思います。
SGについては以下をご参考ください。
アベレージ100超えだった私が1年たらずで平均80台になった経緯は以下。