ゴルフのブログ ~経営コンサルタントが頭でGolf攻略 ~by神谷奏六

運動神経悪い芸人並みに運動神経ゼロ、力もなし。ゴルフ歴10年でアベレージ100超えの経営コンサルタント・神谷奏六が、その運動能力不足を、データ分析と努力でカバーしてベストスコア71・シングルを目指すブログ。現在アベレージ83。

ゴルフ大会にデビューした話 〜初めての大会出場にあたって、競技当日に気をつけた方がいいこと〜

以前の記事で、初めて大会(競技)に出た経験をもとに、大会に出るメリットと、前日までに準備しておいたほうがいいことの話を書きました。

 

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今回はシリーズ最終回で、当日に気をつけた方がいいことを書きます。

 

 

 

 

 

1.【重要度:必須】早く起きる

これが恐らく最も重要なことですが、当日の朝は余裕を持って早く起きるということです。

 

まず、絶対に避けたいのが遅刻です。

 

ほとんどの競技では、事前に出場者に対してスタート時刻が告げられると思いますが、そこで告げられたスタート時刻はコース到着時刻でも、カートに行く時刻でもなく、「その組のオナーがティーショットを打つ時刻」です。

 

例えば、7:00スタートだと告げられたのであれば、その組のオナーが7:00にティーショットを打つということです。

 

それまでにティーグラウンドに集合して、マーカー設定をして、ボールの確認をしておかなければなりません。

 

そしてほとんどの大会では、万が一遅刻をしてしまった場合は怒られるだけでなく、「競技失格」となります。

 

つまり、大会当日で最も避けなければならないのが「遅刻」だと言えるかもしれません。

 

そして、遅刻をしないまでも、競技でいい成績を出そうと思ったら、十分なストレッチ、十分なウォーミングアップ、十分な当日練習、十分な気持ちの準備、十分な持ち物準備、十分な食事・水分・栄養補給、十分な「起きてからの経過時間」が必要になると思います。

 

これらの視点でも、早く起きることは非常に重要だと思います。

 

私は今回の大会では、当日の朝やりたいこととして、

 

・毎朝恒例、ネトゲの朝の作業

・持ち物チェック

・天気と風向きチェック

・行きの車の中ではリラックスするためにオーディオブックを聞く

・コンビニで朝食や栄養ドリンクの買い出し

・プレー代に使うクーポンを受付で提出

・コースに着いたらトイレ(大)

・入念なストレッチ(練習前とスタート前の2回)

・アプローチ練習

・パッティング練習(ロングパット、ミドルパット、ショートパット)

・入念な素振り

 

を挙げていましたので、コースは家から車で30分であり、7:30のスタートだったにも関わらず、4:30には起きてゆっくり時間をかけて準備をしてから5:30には家を出て、6:00過ぎにはコースについていました。

 

これは非常によい流れだったと今も思っています。

 

 

そして、十分な睡眠を取った上で早く起きるために、前日に早く寝る事も大事です。

 

今回私が参加した大会は日曜開催だったので、「早く寝るために昨日(土曜日)は3:00から飲み始めた」という人もいた(その人はシングルです)くらいでした。

 

 

2.【重要度:高い】ルールの確認

私のように初めて大会に出る人や、普段は仲間内のコンペなどであまり厳格にルールを守ってプレーしていないという人は特に、余計なペナルティを受けないためにも当日もしっかりルールを確認しておくことが重要です。

 

・朝、ルールブックに目を通しておく

・大会特別ルール、コースルールも確認しておく

・スタート時のマーカー設定と同時に行われるルール説明の際に、不明点を質問しておく

・プレー中にわからないことがあれば、キャディや競技委員や同伴競技者に質問する

 

特に大事なことは、プレー中、その場にいる誰にも正確なルールがわからない状況に出会った場合、必ず競技委員に質問することです。

 

ルールがわからない場合や何打のペナルティになるかがわからない場合だけでなく、救済を受けられるか受けられないか分からない場合なども競技委員に確認するのが一番確実となります。

 

 

そして、特に私のような競技出場経験が少ない人は、普通にショットを打つ以外の何らかの行動を取る際には、いちいち「こうしてもいいんですか?」と聞く方が確実です。

 

私はルールを知らなかったことにより、今回の大会でボールマークを取り替えようとした際に「グリーン上でボールマークのない状態を作る」という1打ペナルティを受けました。

 

この際にも、「よろしければボールマークを換えますが、どのようにしたらよいですか?」と同伴競技者やキャディや競技委員に質問していれば、ペナルティを受ける事はありませんでした。

 

 

救済を受ける時、打ち直しをする時、グリーン上でマークをする時、キャディに質問する時など、普通のショット以外のプレーをする際には、いちいち確認するくらいの方が確実です。

 

私なりにかなり調べた限り、ルール本に関しては、以下の書籍は各方面から検討されていて、権威ある人からお墨付きももらっており、だいぶ良さそうだと思います。

 

2018年度版 すぐに役立つゴルフルール

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3.【重要度:やや高い】持ち物の準備をする

大会に出る際に、万全の状況でプレーするためには、自分にとってよいプレーに必要な持ち物を忘れずに持って行くことが必要です。

 

・暑くなりそう→氷のう、クーラーボックスに入れた飲み物、クーリング効果のあるインナー、熱中症対策グッズ、日焼け対策グッズなど

・寒くなりそう→防寒着、ホッカイロなど

・お腹が減りそう→間食、コース内売店で食べ物を買うための小銭など

・疲れそう→栄養ドリンク、間食など

・雨が降りそう→傘、雨具、タオル、着替えや予備のグローブなど

 

私の場合、夏のゴルフの際には氷のうを持って行った時と、持って行くのを忘れた時では疲れ方が全く異なると感じており、特に氷のうは必須でした。

 

そして、氷のうはコースで氷を入れてもらう場合、真夏だと3ホールくらいで溶けてしまうため、私は前日から水を入れた氷嚢を家の冷凍庫に入れておき、まるごと凍らせた氷のうを持って行きます(これだと真夏でもハーフ以上持ちます)。

 

ただし、この方法のデメリットは前日のうちに氷のうをバッグに入れておくということができないため、冷凍庫に入れた氷のうをうっかり忘れてしまいがちだという点です。

 

 

他にも十分な量の予備のボール、お気に入りのウェアや帽子やティーやマーカーなどもうっかり忘れないように気をつける必要があります。

 

私は基本的には毎日、家のパターマットでパッティング練習をするのですが、うっかりパターを忘れないよう、前日のうちに車にパターを積み込んでおきました。

 

 

更に、持って行くべきものだけでなく、持ち込まない方がいいものにも気をつける必要があります。

 

・14本を超えるクラブ(キャディバッグに14本を超えるクラブが入っているとペナルティがあります)

・練習グッズ(ラウンド中に使うとペナルティになる可能性があります)

・距離や高低差などを測る電子機器(ラウンド中に使うとペナルティ、ただし2019年からは距離のみを測る電子機器は使用可能)

 

などがあり、普段の遊びのラウンドではホール間で練習グッズを使って練習していたり、電子機器を使ったりしているという人はうっかり使わないために、最初から持ち込まない方が確実です。

 

忘れがちな氷のうのようなものを忘れないようにするためにも、これらの準備物は事前にリストを作っておき、前日と当日の朝に確認できるようにしておくと確実だと思います。

 

 

 

4.【重要度:少し高い】早めにカートに行っておく

今回私がやったことの中で、やっておいて結構良かったと思っていることに「毎回、カートに集合する際は一番乗り」という行動があります。

 

初めての競技は緊張しますし、慣れないためにうまく行かないことが多くあります。

 

特に、パッティング練習を終えてカートに行ってからスタートまでの間にやることはたくさんあります。

 

・キャディに挨拶

・キャディによるクラブ確認

・同伴競技者に挨拶

・同伴競技者の顔と名前を覚える

・小物(氷のう、タバコ、飲み物、ボール、ヘッドカバーなど)をカートのわかりやすい場所に置く

・ストレッチ

・準備運動、素振り

・キャディや同伴競技者と雑談、交流

・前後の組のプレーヤーで会ったことがある人がいれば挨拶、雑談、交流

・その間に顔と名前を思い出す

 

など色々あります。

 

中でも、私のようにメンバー歴が浅く、競技経験もない場合は「同伴競技者の顔と名前を覚える」という作業に一手間かかります。

 

ボールを見つけた際、ティーショット・ショット・パッティングの順番を確認する際、スコアを確認する際、何か質問をする際など、競技者の名前を呼ぶことも必要になります。

 

これがメンバー歴が長かったり、何度もクラブ競技に出ている人であれば、「出ている人はだいたい知り合い」みたいな状態になりますが、私の場合は同伴競技者はほぼ全員初対面です。

 

そして、これが「1人は初心者の若い女性、1人は中級者の若い男性、もう1人は上級者の年配の男性」というようにキャラが異なっていれば比較的覚えやすいのですが、そうでない場合がほとんどです。

 

クラブ競技なんかに出ると、だいたいは「同伴競技者は3人とも、中肉中背の60歳前後の男性。背は高くも低くもなく、みんなハンディは10前後でけっこう上手そう。沖縄のオジーらしく性格は明るい感じ。そして帽子かぶってサングラスしたら見た目はそっくり。おまけにボールは全員タイトリスト。」みたいな状況の方が多いです。

 

こんな中で、誰より早くカートで挨拶を済ませることにより、顔と名前と特徴を覚える時間を十分に取り、ラウンド中はリラックスして4人で最低限の問題ないコミュニケーションを取りながら18ホールをこなす準備ができるというのは、緊張しまくる初めての大会ではけっこう大事だと思いました。

 

ここを重視しない方は、ギリギリまで練習してからカートに行くのでもいいと思いますが、私のようなタイプは、カート集合一番乗りをお勧めします。

 

私の経験上、めちゃくちゃ早くカートに到着しちゃったとしても、ストレッチや素振りなどやることはけっこうあります。

 

本当にカートに着くのが早すぎたとしても、ラウンドがスタートしてからはスマホも見にくい(電話したり、ゴルフと関係ない情報を収集したりするのは問題ないのですが、電子機器の使用が疑われる行為は避けたいと考えるならば、スマホは電源オフにしてキャディバッグへしまう方がよいかも)ことを考えると、最後のリラックスがてらカートでスマホを眺めて時間をつぶすのも悪くないと思います。

 

 

5.【重要度:少し高い】メンタルテクニックを使っておく

これも必須ではないですが、とにかく初めてのゴルフの大会は緊張した経験を踏まえると、競技当日にメンタルテクニックを使うことをちゃんと意識するというのは重要だと私は感じます。

 

具体的な内容は以前の記事に書きました。

 

当日にいきなりパワーが増えるとか、いきなり技術が向上するということは現実的にはあり得ないと思います。

 

でも大会ならではの、緊張とか、過度のプレッシャーとか、そういったものからスコアを崩すリスクは当日でも減らせます。

 

現代のメンタルテクニックは「気合いでやれ」みたいなものではなく、具体的な行動を変えることでメンタルのあり方を変え、成果を変えるというものが多いです。

 

つまり、当日の朝の行動を決めておいてその通りに行動したり、コースについてからの行動を決めておいてその通りに行動したり、ラウンド中もショットの前に取る行動を決めておいてその通りに行動したり、パッティングの前に取る行動を決めておいてその通りに行動したり、こんな方法で成果を出すことに成功しているものが主流です。

 

「当日いきなりドライバーの飛距離を30ヤード伸ばす」とか「当日いきなりパーオン率を20%から40%に上げる」とかは無理かもしれませんが、「当日の工夫で『緊張から大崩れする』を防ぐ」はできます。

 

私も今回の初出場の大会は緊張しっ放しでしたが、平均スコアから見ると大崩れはしなかったと言え、3日間ともアンダーパー(ハンディを引いた後のNETでですが)、順位も28人中で5位だったので「崩れなかった」とは言えると思います。

 

これは、以前の緊張する場面で崩れたことが多かった経験と照らし合わせると、メンタルテクニックのおかげだと感じます。

 

これは事前の準備の重要性にもつながりますが、「じゃあ、当日、何をやるの?」という視点でも、メンタルテクニックを実践することは重要だと感じます。

 

書籍では以下が最もオススメです。

 

ゴルフのメンタルテクニック エビデンスに基づく 50のドリル(ゴマブックス)

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仕事が忙しくてアベレージ110前後をウロウロ、その後に一念発起して猛練習しても90が切れない、体格もなく運動神経も悪くてドライバーは全然飛ばないという私が、90を切り、アベレージ80台になるまでの経緯は以下にまとめています。

 

 

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