ゴルフのブログ ~経営コンサルタントが頭でGolf攻略 ~by神谷奏六

運動神経悪い芸人並みに運動神経ゼロ、力もなし、身長165cm。ゴルフ歴10年でアベレージ100超えの経営コンサルタント・神谷奏六が、その運動能力不足を、データ分析と努力でカバーしてベストスコア71・シングルを目指すブログ。現在アベレージ88。

パット不調の原因はメンタルか?慣れか?コンディション対応力か?をストロークゲインドパッティングで解き明かしてみた

前回の記事で「最近、家のパターマットでは2メートルのパットが決まるにもかかわらず、ラウンドでの2メートル以内のパットがスコアに悪影響を及ぼしている。」と書きました。

golfblog.hatenablog.jp

そしてこの中で「『家のパターマットでのパットだけ確率が良くて、グリーン(練習グリーンも含む)でのパットが悪い(すなわち傾斜の読みが悪い)』のか、いやそうではなくて『家のパターマットや練習グリーンでのパットだけ確率がよくて、ラウンドでのパットが悪い(すなわちメンタルが弱い)』のかを検証したい。」と書きました。

 

 

今回はこれに対して、SG(ストロークゲインド)を使った、私オリジナルの分析方法で検証したいと思います。

golfblog.hatenablog.jp

 

 

 

 

<パット不調の原因・4つの仮説>

「家のパターマットではよく入るのに、ラウンドでは最近ミスが増えている。」という点について、原因を分析する方法として、SG(ストロークス・ゲインド)を使ったスコア分析スマホアプリ「Golfmetrics」で練習グリーンでのパッティングのデータを分析してみればいいのではないか、と前回の記事で書きました。

Golfmetrics

Golfmetrics

  • Golfmetrics LLC
  • Sports
  • Free
  

  

ところが、この練習グリーンでのデータを取る前に、急遽、ホームコースの美らオーチャードでラウンドをすることになりました。

 

そのラウンドの際のショートパットのショット別ハンディキャップはなんと4。1打あたり0.03打・18ホールトータルでも0.5打しかスクラッチプレーヤーに対して打数を失っておらず、絶好調だったのです。

(スコアも最近4ラウンド連続90台だったのに、この日は83と私の中では絶好調でした。)

 

前回の記事にも書いたように、(このラウンドを除く)パットの悪かった最近4回のうちホームコースは1回、比較対象となるその前のパットのよかった4回のうちホームコースは3回であり、ここで新たな仮説「家のパターマットとホームコースではパットがよく、ビジターコースではパットが悪い(つまり慣れの問題)」という仮説が出てきました。

 

更に、パットの悪かった4ラウンドに1ラウンドだけ含まれるホームコースのパッティングはハンディキャップ26と悪かったのですが、この日は強い雨で、グリーンが濡れて重くなっているような状態だったのです。

 

つまり、ここで4つめの仮説「家のパターマットと晴れた日のグリーンではパットがよく、雨の日はパットが悪い(グリーンコンディションへの対応力の問題)」も出て来たことになります。

 

 

つまり、今、ショートパットの不調について以下の4つの仮説があります。

 

 

仮説1.家のパターマットや練習グリーンでのパットだけ確率がよくて、ラウンドでのパットが悪い(すなわちメンタルマネジメントが悪い)

仮説2.家のパターマットとホームコースではパットがよく、ビジターコースではパットが悪い(つまり慣れの問題)

仮説3.家のパターマットと晴れた日のグリーンではパットがよく、雨の日はパットが悪い(グリーンコンディションへの対応力の問題)

仮説4.家のパターマットでのパットだけ確率が良くて、グリーン(練習グリーンも含む)でのパットが悪い(すなわち傾斜の読みが悪い)

 

これらの4つの仮説について、これがクラブハウスのレストランでの反省会や、居酒屋でのゴルフ談義であれば、「いや、パットにメンタルは大きいよ。」「雨の日は難しいからね。」「いや、読みと慣れの両方だよ、ゴルフはさ。」みたいな、ただの主観(しかもアマチュアの)だけで話が終わってしまいますが、SG(ストロークゲインド)を使えば、全てをSGP(ストロークス・ゲインド・パッティング)という1つの指標において比較分析できます。

 

コースでも練習グリーンでも、ホームコースでもビジターコースでも、晴れでも雨でもあまり変わらないのであれば、上記仮説4.の通り、グリーン全般でダメということになります。

 

すなわち、上記の仮説1、仮説2、仮説3を検証すれば、どれがどの程度影響しているかがわかると言えそうです。

 

そこで、私の最近の不調だった原因について、上記の4つの仮説の検証を通じて行ってみたいと思います。

 

なお、ゴルフ データ革命で紹介されているように、OKの距離を除いてプロのパットを距離別に三等分した場合、その数は6フィート(1.8メートル)以内、7〜21フィート(2.1〜6.3メートル)、22フィート(6.6メートル)以上に分類されるため、以下の記述は全て6フィート以内をショートパット、7〜21フィートをミドルパット、22フィート以上をロングパットとして集計しています。

 

ゴルフ データ革命

ゴルフ データ革命

 

 

 

 

仮説1「練習グリーンではよくて、ラウンドでは悪い」の検証(メンタルの問題なのか?)

最初は上記の仮説1「家のパターマットや練習グリーンでのパットだけ確率がよくて、ラウンドでのパットが悪い(すなわちメンタルマネジメントが悪い)」のかどうかを検証したいと思います。

 

これを検証するために、練習グリーンでカップインするまでのパッティングを18回やってきました。

 

なるべく様々なラインから、なるべく私のファーストパットの距離の比率に合うようにファーストパットの距離の比率に配分し、1パットになったり3パットになったりを繰り返しながら、18回カップインして、全てのデータを取りました。

(私くらいのパーオン率と寄せのスキルだと、ファーストパットはミドルパットが多め、ロングパットとショートパットは少なめになります。)

 

その結果が以下です。

 

<練習グリーンでの距離別ハンディキャップ>

ショートパット:20

ドルパット:20

ロングパット:28

3〜6フィートからの1パット率:20%

 

これを気づいたのは練習グリーンでのパットのSG(ストロークスゲインド)の悪さです。

 

練習グリーンでこんなにショートパットを外していたとは知りませんでした。

データにしてみると、3〜6フィートを5回打って1回(しかも3フィート)しか入れていません。

 

私は調子がいい日はラウンドでは3〜6フィートは60%以上の確率でカップインするので、この練習グリーンではかなり外していたと言えます。

 

 

さて、問題はこれが最近のパットが不調だったラウンドと比較するとどうかというデータです。

スコアが悪かった4ラウンドでのデータは以下。

 

<悪かった4ラウンドの距離別ハンディキャップ>

ショートパット:23

ドルパット:25

ロングパット:37

3〜6フィートからの1パット率:17.6%

 

 

これに、スコアのよかった直近のラウンドを加えると以下になります。

 

<直近5ラウンドの距離別ハンディキャップ>

ショートパット:19

ドルパット:25

ロングパット:39

3〜6フィートからの1パット率:28.6%

 

 

いずれと比較しても、練習グリーンでのデータとほとんど変わりありません。

 

悪かった4回は3〜6フィートをカップインする確率は17.6%、直近5回にしても28.6%であり、練習グリーンのデータ(20%)とあまり変わりありません。

(直近のホームコースの好調だったラウンド1回の3〜6フィートカップイン率は75%。)

 

つまり「メンタルの問題で、練習はいいけどラウンドは悪い」とは言えず、むしろ気軽に練習グリーンを転がしている時に集中力が欠けているのではないかと思うくらいのデータとなりました。

 

 

仮説2「家のパターマットとホームコースではパットがよく、ビジターコースではパットが悪い」の検証(つまり慣れの問題なのか?)

最近のラウンドでは、沖縄で唯一ベントグリーンで感覚が異なる守礼カントリークラブ、本島北部(沖縄本島では北に行くほどグリーンが難しくなるというのは沖縄ゴルフあるある)でグリーンが難しいことで有名なベルビーチゴルフクラブ、初めて行った勝手の知らないオーシャンキャッスルカントリークラブ、グリーンが広くて芽もきつい琉球ゴルフ倶楽部の4つに行きました。

 

この4ラウンドでの距離別ハンディキャップは以下です。

<ビジターコース4ラウンドの距離別ハンディキャップ>

ショートパット:19

ドルパット:28

ロングパット:38

3〜6フィートからの1パット率:37.5%

 

一方、ホームコースの直近3ラウンド+練習グリーン18回カップインの4回の平均距離別ハンディキャップは以下です。

<ホームコース3ラウンド+練習グリーン仮想18ホールの距離別ハンディキャップ>

ショートパット:15

ドルパット:19

ロングパット:41

3〜6フィートからの1パット率:33.3%

 

ショートパットでハンディキャップは4改善、ミドルパットで9改善、ロングパットで3改善しているので、多少の改善が見られます。

 

ちなみに練習グリーンの数値を含めず、ホームコースのラウンドに限った直近4ラウンドのデータは以下になります。

<ホームコース4ラウンドの距離別ハンディキャップ>

ショートパット:8

ドルパット:16

ロングパット:47

3〜6フィートからの1パット率:52.2%

 

つまり「慣れの問題で、ホームコースはいいけどビジターコースは悪い」という傾向はけっこう出ており、「ホームコース>>>>練習グリーン>ビジターコース」みたいな感じかと思うくらいのデータとなりました。

 

 

 

仮説3「家のパターマットと晴れた日のグリーンではパットがよく、雨の日はパットが悪い」の検証(つまりグリーンコンディションへの対応力の問題なのか?)

直近で目立ってSGP(ストロークス・ゲインド・パッティング)が悪かったホームコースのラウンドの日は、雨続きの後の大雨の日で、場所によってはグリーンに水が浮いて見えているくらいの日でした。

 

この日の距離別ハンディキャップは以下です。

<ホームコース大雨の日の1ラウンドの距離別ハンディキャップ>

ショートパット:26

ドルパット:2

ロングパット:49

3〜6フィートからの1パット率:0.0%

 

この日を除いた直近4ラウンド+練習グリーンの距離別ハンディは以下。

<ホームコース大雨の日を除いた直近4ラウンド+練習グリーン仮想1ラウンドの距離別ハンディキャップ>

ショートパット:18

ドルパット:29

ロングパット:35

3〜6フィートからの1パット率:35.0%

 

練習グリーンと調子のよかった直近1ラウンドを除いた直近5ラウンドは以下。

<ホームコース大雨の日と、好調だった直近1ラウンドを除いた直近5ラウンドの距離別ハンディキャップ>

ショートパット:17

ドルパット:28

ロングパット:39

3〜6フィートからの1パット率:40.9%

 

 

いずれも雨の日はショートパットとロングパットは悪化、ミドルパットはむしろ改善しています。

 

つまり「天候への対応力の問題で、晴れの日はいいけど雨の日は悪い」という傾向はショートパットとロングパットに関しては出ていると思うくらいのデータとなりました。

 

そして「仮説4:家のパターマットでのパットだけ確率が良くて、グリーン(練習グリーンも含む)でのパットが悪い(すなわち傾斜の読みが悪い)」ということはなく、状況次第で良かったり悪かったりするということもわかりました。

 

 

結論:ビジターコースと、雨の日は要注意

これだけデータが揃うと、最近の私のパットの不調の原因はそこそこわかったような気がします。

 

<結論>

  • 家のパターマットではよくてコースでは悪い(つまり傾斜や芽がいつも読めていない)ということはない
  • 練習グリーンでよくて本番が悪いということはない
  • ただし、ホームコースに関しては逆に「練習グリーンが悪くて本番がいい」という傾向がある。(これは、このデータだけ見ると問題ないような気がする)
  • ホームコースではよくて、ビジターコースでは悪いという傾向は確実にある。(ビジターコースでのパッティング練習は特に大事だと言えそう)
  • 雨の日のショートパットとロングパットは課題(ショートパットは集中力、ロングパットはグリーンの状態の読みでしょうか?これだけは想像ですが。)

 

 

また、どんな環境でもロングパットが実際のハンディよりはるかに悪いと言えるので、このロングパットの距離感を磨く練習は継続してやっていきたいと思います。

golfblog.hatenablog.jp

 

あと、今回はデータの母数が少ないですが、もっとデータが集まればもっと信憑性・普遍性のあるデータが取れると思います。

そして、ここまでのデータが取れる方法はSG(ストロークゲインド)だけだと思いますので、もっと活用して行きたいと思います。

golfblog.hatenablog.jp

 

golfblog.hatenablog.jp