私が試したゴルフ上達法 〜ラウンドをこなし、練習もし、レッスンにも行ったのに上達しなかった1年半〜
私が試したゴルフ上達方法をまとめるシリーズ、今回は簡単に出した92が切れずに1年以上苦戦した話です。
前回、4スタンス理論のゴルフレッスンに3ケ月ほど通ったらするするとベストスコア更新が続いた記事を書きました。
ところが、その後やっぱり苦戦する時期がやってきました。
その後、私たち夫婦は海外旅行三昧、国内旅行三昧の生活を1年近く続けたことによりレッスンに通う頻度がそれまでの週1~2回ペースから、月に1回程度のペースに落ちてしまいます。
この期間、国内外でゴルフのラウンドは月に数回ペースでしていたのですが、ベストスコア更新は一度もありませんでした。
更にその約1年後、夫婦で沖縄に移住したことから、そのレッスンには通えなくなってしまいました。
やっぱりちゃんとレッスンに通おうと思い直した、沖縄生活序盤
沖縄に移住してからは、以前のように旅行三昧ではなくなり、自宅を拠点に過ごす生活になるため、再び上達すべく、4スタンス理論のゴルフレッスンを探して行ってみました。
当時、私が沖縄で見つけられた限り、4スタンス理論のゴルフレッスンスクール、レッシュプロジェクト公認のスクールは2つありました。
この2人はいずれも「レッシュプロジェクト・コーチ級」というレベルです。
この「コーチ級」というのは私が関西でレッスンを受けた人とクラブ選びのアドバイスをもらった人の2人が持っている「マスター級」よりも、はるかに楽に取得できるらしいレベルです(個人差はあります)。
しかし、この2人のレッスンプロが、あくまで私には、ですが、全く合いませんでした。
それぞれ最初の1回のスポットレッスンで指導を受けたのですが、考え方、言動、指導方法、コミュニケーションが円滑でない点などが、人としてどうしても好きになれず手応えも全く感じられず(あくまで私・個人的に、です)、この2人に通うという選択肢はすぐに消えました。
その時点ではもう4スタンス理論のゴルフレッスンをしているレッスンプロは沖縄では見つからなかったので、4スタンス理論以外のゴルフレッスンに通うことに決めました。
半年間も通っても全く上達しなかった、最寄りの練習場のレッスンプロ
ゴルフレッスンを選ぶ際には「通いやすさ」も重要だと考え、結局、自宅から最も近い練習場でレッスンスクールをやっていたレッスンプロのところに通うことにしました。
そこから約半年間、そのレッスンプロには通いました。
ところが、そのレッスンプロは、人柄としては「この人に教わりたい」と思えるような人だったのですが、これも全く上達しなかったのです。
そのレッスンプロのところに通って上達しなかった原因はいくつか考えられますが、今の時点で感じる点を書いておきます。
・指導方法が合っていなかったのかも
この最寄りの練習場のレッスンプロのスクールに通っている期間中、私のスコアはほとんど上達しなかったのですが、この期間中に東京でライザップゴルフに行ったことがありました。
記事でも書いているように、ライザップゴルフでは最初にカウンセリングとゴルフ力診断をし、その場でスイングの指導をしてくれるのですが、この時に教わったドライバーの内容を、その後沖縄に帰ってから何度か我流で練習してみたところ、飛距離が大幅に伸びたのです。
それもドライバーの平均が200ヤード行くかいかないか、ナイスショットしても220ヤードくらいだった私の飛距離が240ヤードくらいまっすぐに飛ぶようになったのです。
最寄りの練習場のレッスンプロのところに半年間通ってもほとんど上達しなかったドライバーが、たった1回、別の人に教わった内容を自分で復習したら目に見えて上達したのです。
これは今思うと、最寄りの練習場のレッスンプロの指導内容は、私の早期上達につながるものではなかったと感じざるを得ませんでした。
・予約が取れなかったのが問題だったかも
この最寄りの練習場のレッスンプロのスクールは、週に1回・5人を同時指導で50分×4コマというものでした。
つまり、毎週20人がレッスンを受けられるのですが、この20人の枠が予約ですぐにいっぱいになってしまうのです。
しかも、そのレッスンの曜日に別の用事等が入ってしまうと、もうその週は受けられない。
おまけに第2週目は定休日なので、最大でも月に3日、実際はだいたい月に1~2回しか受けられませんでした。
私の場合、月に1回のレッスンでは上達しないということは前年の時点でわかっていたので、やはりこれは上達につながりにくいものだったと感じています。
・料金が高かったので、いずれは早期にやめることになっていたかも
この最寄りの練習場のレッスンプロのスクールは、ちょっと変わった料金体系で、ゴルフのレッスン以外にもジムやらストレッチやらプールやらスタジオやらサウナやら色々なメニューが全部使えて月額何千円という料金体系でした。
当時の私はジムに行ったりもしていたのですが、ゴルフレッスン1回あたりの料金として計算してみると、集合レッスンの料金としては明らかに高かったです。
貯金で暮らしていた時期が終わり、個人事業主として経営コンサルタントの仕事をやり始めた時期なので、当然お金はカツカツだったので、これもいずれ見直していたかもしれません。
このような理由で、結局、沖縄移住から約半年後、別のレッスンプロを探し始めることになりました。
ラウンドと練習はけっこうちゃんとこなしていた
旅行三昧していた時期は月に1回の4スタンス理論のレッスン以外はほとんど練習していませんでしたが、沖縄に来てしばらくの間はレッスン以外にも練習場にも行っていました。
頻度に差はありますが、レッスン含めて週に1度くらいは行っていたと思います。
ラウンドもよくこなしていました。
4スタンス理論のレッスンに行かなくなり、旅行三昧になった期間も、8ケ月で29回ラウンドしているので、1ケ月あたり3.6回はラウンドしています。
沖縄に来てからベストスコアを更新できていない約10ケ月間では、54回ラウンドしているので、月平均で5.4回もラウンドしています。
以前、4スタンス理論のゴルフスクールに通いながら高頻度でラウンドした時期にハイペースでベストスコアを更新したため、「ラウンド数をこなすことも上達に有効」というように感じていましたが、これくらいの頻度でラウンドするだけではNGだと感じました。
ラウンド数を増やすならもっと増やすか、あるいはこれくらいのラウンド数なのであればラウンド以外に上達に必要な何かをしなければならないと感じました。
今だから思う、本当に大事だと思う。「何がなんでもという気持ち」そして「決意」
また、これは今になって初めて気づいたかなり重要な点なのですが、「何がなんでも上達してやる」という気持ちや、「必ず上手くなる」という決意がありませんでした。
当然ゴルファーなので、デビューした時から、100切りを目指している時期、92が切れなくて苦しんでいる時期も「上手くなりたい」とは思っていました。
たぶん、「上手くなりたい」と思っているという点については、ゴルフをやっている人なら、ビギナーからツアープロまで変わらないと思います。
だけど、本当に当時は自覚がなかったのですが「何がなんでも上手くなりたいか」「あの手この手を尽くしても上手くなりたいか」「できることは全てやって上手くなりたいか」と言われると、そこまではやっていませんでした。
今振り返ると、本で4スタンス理論のことを学んで我流で練習していた時期から4スタンス理論のスクールに車で1時間半かけて通っていた時期は、多少は「あの手この手を尽くして」という感じに近かったですが、それ以外の時期は、約10年のゴルフライフを通じて「上手くなりたいと漠然と思っていただけ」くらいだったと思います。
経営コンサルタントやっていると「そりゃあ儲けたいとは思うよ。でも、ついサボっちゃうんだよね。つい言い訳しちゃうんだよね」という経営者と、「何が何でもこの事業を成功させる。漠然と成功させたいと思ているだけではない。どんなことをしても必ず成功させることに決めたんだ。」という経営者に出会います。
もちろん業績が悪いのは前者で、業績が伸び続けるのは後者なのですが、私のゴルフに取り組む姿勢は、なんだかこの前者の経営者みたいな感じだったのです。
前者のタイプの経営者に対しては経営コンサルタントが何を言っても業績は上がりません。このような経営者がクライアントである場合、経営コンサルタントの最初の仕事は「本気にさせること」です。
(私はこんなしょうもないレベルの経営者とは付き合いたくないので契約を断っちゃいますが。)
運動神経がいい人や、運動経験が豊富な人、パワーがある人などは「なんとなく上手くなりたい」でも上手くなるのかもしれませんが、私のレベルではそれではダメだったと今になって思います。
「うまくなりたいのではなく、うまくなると決める」
「何がなんでも上手くなる。」
「この1年、ゴルフに時間をかけて、やったほうがいいことは全部やってみる」
こう思い始めたのが、沖縄に来て半年くらい経った頃でした。