ライザップゴルフ・六本木店に行ってみたので口コミを書いてみます(後編)
2017年10月、ライザップゴルフに行ってきました。
ライザップゴルフの概要・初回カウンセリングの申し込みの流れ・初回カウンセリング(前半)の様子は、こちらの「ライザップゴルフに行ってみた(前編)」をご参照ください。
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<<<目次>>>
初回カウンセリングに行ってみた 〜ゴルフ力診断(ウォーミングアップ)〜
初回カウンセリングに行ってみた 〜ゴルフ力診断(ショット診断)〜
初回カウンセリングに行ってみた 〜初回カウンセリング(後半)〜
初回カウンセリングに行ってみた 〜現状スコア別・達成項目数別のスコア目標達成期間コミット表〜
初回カウンセリングに行ってみた 〜スイングのアドバイス〜
<初回カウンセリングに行ってみた 〜ゴルフ力診断(ウォーミングアップ)〜>
カウンセリングが終わったら、いよいよゴルフ力診断です。
ゴルフ力診断は実際にボールを打って診断します。
その前にせっかくなのでと思い、「ウォーミングアップやストレッチについても教えてもらってもいいですか?」と聞いてみました。
私の担当コーチの推奨の方法は、肩甲骨のストレッチと右股関節のトレーニングだそうです。
肩甲骨のストレッチはタオルなどを肩幅かそれより少し広いくらいで持ち、肘を伸ばしたまま肩の高さにしたら、そのまま肘を曲げずにタオルを頭の上から背中側へ持ってくる、その後はまた肘を伸ばしたままタオルを頭の上から再び肩の前へ持ってくる、というストレッチでした。
これにより肩甲骨の可動域が広がり、よいスイングが可能になっていくとのことで、実際に石川遼選手は肩甲骨の可動域が非常に大きく、両手の甲を腰の左右に当てたまま、両肘を前でつけることができるとのことでした。
このストレッチ方法は私も学生時代、水泳部に所属していた頃にやっていた方法で、ヨガなどでも取り入れられている動きだそうです。
これが楽にできるようになってきたらタオルを持つ幅をどんどん短くして継続してやっていくとよいとのことでした。
水泳部でもこれをずっとやっていて実際にタイムが速い先輩は、ほとんど両手をつけたまま肘を曲げずにタオルを前後することができていたので、信憑性がある方法だと私は思いました。
また、オススメのトレーニング方法は
・10kgぐらいのバーベルを1本、両手で持ち、肘を伸ばしてバーベルを胸の前に来るようにする
・そのまま体を右に向けて右足を曲げ、上半身は右下に向かって前傾させる
・そこから右足を伸ばし、バーベルは胸の前にある状態のまま、上半身を起こしてバーベルを左肩の左ななめ前方まで持ち上げる
という方法だそうです。
この動きをすると右足はかがんでから伸ばすという動きに、上半身は右下を向いてから左前方を向くという動きに、バーベルは右ひざの右側から左肩の左ななめ前方にという動きになります。
これにより、バックスイングからトップにかけて右股関節を曲げることで、移動して来た体重を受け止める力や、切り返しからダウンスイングにかけて右股関節を伸ばして体重を移動させる力がつくので、スイングスピードが上がって安定性も上がるとのことでした。
この動きを実際に何回かやって体を軽くほぐしたら、実際に球を打っての診断に入ります。
<初回カウンセリングに行ってみた 〜ゴルフ力診断(ショット診断)〜>
診断はウォーミングアップのためにドライバーを何球か打った後、200ヤード、150ヤード、100ヤード、60ヤード、30ヤード、5ヤードのパッティング、2ヤードのパッティングの順に、各3球ずつ打って計測して行きます。
クラブはライザップゴルフのオリジナルブランド「レクシム」のクラブを使います。
担当コーチいわく、「よいスイングのバランスが取りやすいシャフトのバランスの範囲というものがあり、その範囲内で最も長いシャフト」になっているとのことでした。
レクシムはウッドでもアイアンでも、市販のものより10ヤードから20ヤードくらい飛ぶようになっているため、フェアウェーウッドやアイアンは普段より1番手か2番手短い番手で打てるそうです。
私も実際に打ってみましたが、シミュレーションマシンで出た飛距離は、実際に自分の同じクラブでの飛距離より10ヤードか20ヤードほど長い距離になっていました。
これは今のところ買おうと思ってもライザップゴルフに入会しないと買えないそうです。
さて、診断のやり方ですが、「では次は200ヤードですね」と言われて、「ならば3Wで」と私が言うと、担当コーチの方が「それであれば、レクシムの5Wで打ってみてください」と言われて使用クラブが決まり、スクリーンに向かってボールを打ちます。
1球打つごとに弾道が赤い線でスクリーン上に描かれ、スクリーン内のボールが落ちて止まるとスクリーンの右下に、飛距離、カップまでの残り距離、ランとキャリーの距離、ヘッドスピード、ボールスピード、ミート率、最大飛行点、飛行時間、左右距離(まっすぐから左右に何ヤードずれているか)、インパクト位置が表示されます。
(画像は全てタップ・クリックすると拡大されます)
これらの数値は担当コーチの手元のパソコンにも出るのですが、これらの数値の中で飛距離と左右のブレを担当コーチが記録していきます。
スクリーンに向かってドライバー、200ヤード、150ヤード、100ヤード、60ヤード、30ヤードとどんどん打って行ったら、次にすぐ隣にあるパタースペースに移動し、5ヤードと2ヤードのパターを打ちます。
パターは飛距離や左右距離などのデータは出ないのですが、「2パットで入りそうなら○、2パットで入らない可能性がある距離を残していたら△」というように記録していたようです。
私が打ち、私が1球打つごとに担当コーチが記録し・・・を2ヤードのパターまで淡々と繰り返したら、そのまますぐにテーブルに移動して診断結果の説明とカウンセリングに入ります。
この一瞬で診断結果が出るほどのレベルでゴルファーのショットのデータが既に集まっているというのはライザップグループのゴルフ事業における真剣さを感じます。
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<初回カウンセリングに行ってみた 〜初回カウンセリング(後半)〜>
後半のカウンセリングは、ショットの分析結果をそれぞれ説明して行くという流れです。
ショットの分析は、ウッドとアイアンは3回ずつ打ったショットのうち二番目によいショットを選択して分析し、パターは3回のパットの平均を結果として分析します。
ショットについては全て、プレーヤーのスコアレベルごとにだいたいどれくらいの飛距離で、どれくらいの左右ブレ幅なのかのデータベースがライザップゴルフにはあります。これはゴルフデータ革命の中央残り距離と同じ考え方でした。書籍「ゴルフデータ革命」では距離別の中央残り距離はプロのものしかありませんでしたが、ライザップゴルフには一通りあるようです。
こんな表です。
拡大図は後ほど紹介します。
例えば、ライザップゴルフメソッドによるとスコアレベル70の人のドライバーは飛距離250ヤード・左右ブレ20ヤードくらいだけど、スコアレベル90の人のドライバーは225ヤード・左右ブレ25ヤードくらい、スコアレベル100の人のドライバーは飛距離200ヤード・左右ブレ30ヤードくらいであり、私のように飛距離200〜220ヤード・左右ブレ30ヤードくらいの人は所詮90代後半から100代くらいのドライバーの実力なんだ、という診断結果になるということです。
私の目標は「アベレージ70台、ベストスコアパープレーを10年以内に達成したい」ですが、これを目指すにはどのショットでも「スコアレベル85以上」になってくると目指せる段階に来るというのが担当コーチの説明でした。
そして、「どのショットでもスコアレベル85以上」にするために、ライザップゴルフに入会したらそれに達していない項目を重点的に練習して行くことになるとのことでした。
それでは、私の診断結果とライザップメソッドのスコアレベル別の飛距離と左右ブレ幅を見て行きます。
<<ゴルフ力診断・ドライバーとロングゲーム>>
私のドライバーとロングゲームの各3回のショットの結果は以下です。
そして、ライザップゴルフメソッドでのロングゲームのスコアレベル別の飛距離・左右ブレは以下です。
まずドライバーですが、3回のうち二番目によかったショットを採用すると飛距離198ヤード・ブレは左に50ヤードです。
これは飛距離はスコアレベル100くらい、左右ブレはスコア130の人よりひどいということになります。
ただし、飛距離が伸びると同じ左右の飛び出し角度でもブレる距離は大きくなるためという理由からか、あるいは事前にメールで「アベレージ102」と伝えていたからか、また別の理由なのかはわかりませんが、私の担当コーチはドライバーは「スコアレベル100」のところにチェックを入れていました。
続いて、200ヤードですが、これは飛距離は187〜204に、左右ブレは1〜13ヤードに分布しているのですが、距離は飛んだけどブレたショットと、まっすぐだけど距離のないショットなどに分かれていて、2番目によかったショットが選びにくい感じです。
強いて選ぶなら、2打目は一番よいショットっぽいので、二番目によいのは3打目かな?
また、どれを選んでも左右ブレはスコアレベル70の人並みの正確さであることになってしまうので、恐らく「飛距離185〜190くらいかな」のような感じで見たのかもしれません。
担当コーチは「スコアレベル85」くらいのところにチェックを入れていました。
これは目標レベルに達していることになります。
続いて150ヤードなのですが、これも選びにくい感じです。
一番いいのは2打目なので、二番目は3打目でしょうか。
こも左右ブレは70代の人並みのレベルだということになってしまうのですが、こちらは飛距離は3回とも140以上出ており、これはスコアレベル80ということです。
担当コーチの方はこれに対して「スコアレベル85」と書いていたので、どのショットも体の動きなども見てスコアレベルを測っていたのかもしれません。 そして、これも目標達成です。
<<ゴルフ力診断・ショートゲーム>>
続いてショートゲームです。
私のショートゲームの各3回の結果は以下です。
続いて、ライザップゴルフメソッドのショートゲームの飛距離・左右ブレは以下です。
(上からスコアレベル70、80、90、100、110、120、130)
まず100ヤードですが、左右ブレはどれも4ヤード以下であり、これだけ見るといずれもシングル以上の正確性ということになってしまいます。
おそらく飛距離を見て2打目を採用されたようで、担当コーチは「スコアレベル100」くらいのところにチェックを入れていました。
続いて60ヤードですが、これは恐らく飛距離・左右ブレともに二番目によい1打目を採用されたものと思われます。
二打目の飛距離は「スコアレベル80」以上であり、二打目の左右ブレは「スコアレベル70」以上くらいの上出来だったので「スコアレベル80」のところにチェックを入れていました。 これも目標達成です。
そして30ヤードですが、これも左右ブレはいずれも「スコアレベル70」以上の上出来であり、飛距離が二番目によい2打目(6ヤードのズレ)はだいたいスコアレベル90くらいの出来でした。
担当コーチは「スコアレベル85」くらいのところにチェックを入れていました。 これも目標達成です。
<<ゴルフ力診断・パッティング>>
最後にパッティングです。
私のパッティングの結果は以下です。
おそらく、5ヤードの1打目は2パットで入るか入らないか微妙な距離を残していて、それ以外のパットは2パットで入るであろう距離につけたということだと思います。
続いて、ライザップゴルフメソッドでのスコアレベル別のパット数は以下です。
2ヤードが平均2パットならスコアレベル100、5ヤードが平均2パットならスコアレベル90、5ヤードが平均1.6パットならスコアレベル80、2ヤードが確実に1パットならスコアレベル70ということです。
5ヤードのパットは平均2.3パットくらいという診断なのでしょう。「スコアレベル100」の場所にチェックが入りました。
また、2ヤードのパットは全てカップそばに止まったので平均2.0パットであり、「スコアレベル100」の場所にチェックが入りました。
<初回カウンセリングに行ってみた 〜現状スコア別・達成項目数別のスコア目標達成期間コミット表〜>
そしてここでもう1つ、ライザップメソッドのデータベースが登場します。
ライザップゴルフでは
・現状のスコア
・目標スコア
・ゴルフ力診断で目標レベルに達している項目数
の3つから、何ケ月ライザップゴルフに通うと目標達成できるかの一覧表を作って提示してます。
例えば、
・現状のスコア:初心者
・目標スコア:90代
・目標レベルに達している項目数:0
なら5ケ月で達成、
・現状のスコア:90代
・目標スコア:シングル
・目標レベルに達している項目数:5項目
なら9ケ月で達成、というように全て達成に必要な期間が一覧表になっています。
私の場合、
・現状のスコア:アベレージ102
・目標スコアシングル(ライザップゴルフの「スコアレベル」で言うと85だそうです)
・目標レベルに達している項目数:200Y、150Y、60Y、30Yの4項目
です。
この表によると、11ケ月ライザップゴルフに通うとシングルになるレベルとのことです。
これはかなりオリジナリティのあるデータだと思います。
ここで「11ケ月となると、あの百何十万円するコース・・・?」となる人が多いらしく、ここで担当コーチの方は先ほどの料金表を取り出して「ですが、ほとんどの方はまずは2ケ月のトライアルプランを試してもらって、成果が出れば、その後継続スコアアップコースを合計11ケ月まで続けるか否かを検討してもらう、という形をとってもらってます。」とフォローを入れていました。
以上で、定型の初回カウンセリングは終了だそうです。
<初回カウンセリングに行ってみた 〜スイングのアドバイス〜>
担当コーチから「他に何か質問はありますか?」と聞かれたので、「悪かったショットを直したいのですが、どうしたらよいですか?」と聞いてみました。
するとまずはドライバーについてアドバイスをもらえました。
担当コーチ曰く、どのクラブでもテークバックで右股関節が曲がり、
・クラブが重力で落ちる力
・股関節で回す力
・手首を返す力
の3つの力を使うと飛距離が出て安定するのだけど、ドライバーだけ、この中の「股関節で回す力」と「手首を返す力」が使えていないため、距離が出ていないと説明されました。
そのため、「股関節で回す力」を出すための、股関節が曲がった正しいトップの姿勢をレクチャーしてもらいました。
また、「手首を返す力」を出すためにはダウンスイングの時に手首が腰の高さに来るまで手首の角度を保つことを練習するよう言われました。
また、飛距離が安定していない100ヤードのアプローチについては「ウェッジが被って落ちてくることがあるので、スムーズに下ろすように」というアドバイスでした。
また、5ヤードも2ヤードも「スコアレベル100以上」という判定だったパターは、「自分の真正面にボールを持って来ると、パターのヘッドが体のやや右側の前になる。そうではなく、自分の真正面にパターのヘッドを持って来て、ボールは左目の前に持ってくるように構える。そうするとボールが右に出たり左に出たりすることなく、パターが目標方向に向かってまっすぐ当たる。」とアドバイスされました。
以上でライザップゴルフの初回無料カウンセリングは終了です。
最後に個室でクレジットカードを渡すと、担当コーチがレジまで戻ってカードの処理をし、終了となります。
クレジットカード処理をしている間は今言われたアドバイスに沿って自由に練習でシミュレーションマシンを使っていいと言われたので、しばらく練習させてもらいました。
結局、初回無料カウンセリングは60分という話でしたが、カウンセリングと診断、レクチャーは合計で90分ほどやらせてもらいました。
感想としては、自分のショットのレベルを知れたこと、スコアレベル別のショットのブレの目安を知れたこと、あとはある程度実績がある私の担当コーチなりのショットを改善するメソッドを聞けたことは収穫があったと思います。
ただし、沖縄出店の予定がない以上、私には今のところ週に2回のレッスンに通うのは現実的ではないので、私の場合、当面は教えてもらったメソッドを練習場で入念に練習です。
ちなみにこの後、私に起こった変化はというと、アイアンやパターは特に変わらなかったのですが、ドライバーのトップの時の股関節の使い方を変える練習をしたことで、びっくりするくらい飛距離が伸びました。
それまでは満振りして芯食っても220ヤードくらいだったのですが、これが240ヤードくらい飛ぶことが出るようになりました。
もちろん、人生最長飛距離です。
しかし、この芯食い期間はライザップゴルフから帰って来て1週間後くらいから3週間後くらいまでのわずか2週間くらいで終わり、いつのまにか元の飛距離に戻ってしまいました。
やはり体が覚えるまで継続して練習することが大事だとわかりました。
ライザップゴルフで推奨していた素振り用の棒「トルネードスティック」は購入し、出張時などに重宝しています。
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